今季プレミアリーグの前半戦ベストイレブンとは? [写真]=Getty Images
2020-21シーズンのプレミアリーグは、1月26日の第20節から後半戦に突入。クラブによって消化試合数にバラつきがあるとはいえ、折り返し地点を迎えたことになる。そこで今回は、大手メディア『ESPN』が発表した前半戦のベストイレブンを紹介しよう。
※システムは4-3-3を採用
※データは2021年1月25日時点のもの
[写真]=Getty Images
▼GK
ニック・ポープ(バーンリー)
今季のリーグ戦成績:17試合出場/0ゴール0アシスト
ベストGKに選ばれたのは、バーンリーの守護神ポープだ。21日にリヴァプールのホーム無敗記録を打ち破ったとはいえ、バーンリーの失点数(22)はリーグ最小8位タイ。ポープが記録したクリーンシート数も「7」と、最多「10」を数えるエデルソン(マンチェスター・C)には及ばない。しかし『ESPN』によると、GKが何ゴール分の失点を防いだかを示す指標(PSxG)で、リーグトップの「6.4」を叩き出しているという。相手のシュートを止める、という仕事をしっかりとこなしている。
▼右サイドバック
カイル・ウォーカー・ピータース(サウサンプトン)
今季のリーグ戦成績:18試合出場/0ゴール1アシスト
ラルフ・ハーゼンヒュットル監督が求めるハードワークを確実に遂行。タックル成功率(57パーセント)は、出場時間が1000分を超えるサイドバックの中でリーグトップだという。また被ファール数もサイドバックの中で最多26回を数え、相手にとっての“要注意人物”となっていることが分かる。トッテナムでは伸び悩んだ逸材だが、サウサンプトンでブレイクの時を迎えている。
▼センターバック
ヤニク・ヴェステルゴーア(サウサンプトン)
今季のリーグ戦成績:13試合出場/3ゴール0アシスト
サウサンプトンのDFリーダーであるヴェステルゴーアもベスト11入り。2メートル長身を誇るデンマーク代表DFは72パーセントの空中戦勝率を誇り、デュエルの勝率も68パーセントと高い数字を叩き出しているという。さらにセットプレーから3ゴールを記録しており、好守両面で存在感を発揮している。サウサンプトンが自陣に引きこもれば、その守備網をこじ開けるのは容易ではないが、その理由は「ヴェステルゴーアがいるから」と『ESPN』も賛辞を送る。
▼センターバック
クル・ズマ(チェルシー)
今季のリーグ戦成績:15試合出場/4ゴール0アシスト
GKエドゥアール・メンディやDFチアゴ・シウヴァなど、新戦力の活躍が話題となった序盤戦だが、ズマも彼らに全く見劣りしないパフォーマンスを披露している。『ESPN』によれば、タックル成功率は60パーセント以上。1000分以上の出場時間を誇るセンターバックでは、ズマを含めて2人しか出していない記録だという。また、ここまで4ゴールは、ヴェルテルゴーアを上回り、プレミアのDFの中で最多記録になる。26歳となり、いよいよ本来のポテンシャルを発揮し始めたと言えそうだ。
▼左サイドバック
ジョアン・カンセロ(マンチェスター・C)
今季のリーグ戦成績:14試合出場/0ゴール1アシスト
本職の右サイドバックではなく、左サイドバックとして選出。実際、どちらのポジションで起用されても器用にプレーする。いわゆる“偽サイドバック”で、中央にポジションをとってビルドアップに参加したかと思えば、スルスルと持ち上がってチャンスを生み出すこともある。もちろん、タッチライン沿いに張ってウイングのようなプレーをすることも可能だ。攻撃の形を変えつつ、課題だった守備への切り替えにも対応する。その両面において、カンセロは鍵となる存在だと『ESPN』も評価している。
▼セントラルMF
メイソン・マウント(チェルシー)
今季のリーグ戦成績:18試合出場/2ゴール3アシスト
『ESPN』がリストアップした27人の“セントラルMF”(出場時間1000分以上の選手)の中で、決定機を作り出した数(48)とクロスを成功させた数(33)がNo.1だというマウント。昨夏の移籍市場で総額2億ポンド(約285億円)以上を費やして選手をかき集めたチェルシーだったが、攻撃面で最も貢献度の高い選手の一人はアカデミー育ちのマウントということになっている。
▼セントラルMF
ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)
今季のリーグ戦成績:17試合出場/3ゴール10アシスト
得点数は「3」と平凡ながら、アシストはリーグ2位の「10」を記録。ボールを運びながら、瞬時にスペースを見つけ出すと、両足から高精度のパスを配給してチャンスを演出する、その一連のプレーは芸術の域に達していると言っても過言ではない。「セントラルMFではなく、攻撃的MFではないか」という意見も出そうだが、セントラルMFとして出場した際のスタッツも突出しているのだという。「何より、ブルーノ・フェルナンデスと共演させた方がずっと楽しめる」と、『ESPN』も正直に書いている。
▼攻撃的MF
ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・U)
今季のリーグ戦成績:19試合出場/11ゴール7アシスト
おそらく文句なしの選出だろう。ユナイテッドを首位に押し上げた立役者であり、彼なしでのチームなど考えられない。『ESPN』も、「彼こそがユナイテッドの攻撃だ」と最大級の賛辞を送っている。一方、パスカット数(24)はチーム2位、タックル成功数(32)もチーム3位と、守備面の貢献度の高さも特筆すべきだろう。2012-13シーズン以来となるプレミアリーグ優勝を果たせるかどうかは、間違いなく彼の働きにかかっている。
▼右ウイング
モハメド・サラー(リヴァプール)
今季のリーグ戦成績:18試合出場/13ゴール3アシスト
彼自身の最高のパフォーマンスを見せられているかというと、疑問符がつく。だが、「今もプレミアリーグで一番のライトウイング」(ESPN)という意見に異論はないはずだ。何より徹底的にマークされながら、これだけの結果を残すのだから半端ない。25日時点でリーグ最多の13ゴールをマーク。2017-18シーズンに記録した自己最多32ゴールには届かないものの、直近3シーズンでは最も速いペースで得点を積み重ねている。
▼左ウイング
ジャック・グリーリッシュ(アストン・ヴィラ)
今季のリーグ戦成績:17試合出場/5ゴール8アシスト
いわゆる“ビッグ6”以外のクラブに所属する選手での“前半戦MVP”だろう。決定機を演出したパスは61本を数え、これはブルーノ・フェルナンデスの「56」、デ・ブライネの「54」、マウントの「48」を上回ってリーグトップ。さらにファールを受けた回数(80)も2位以下に「29」以上の差をつける断トツのトップで、それだけ相手に警戒されている。「得点力を重視するのであれば、ソン・フンミン(トッテナム)という選択肢もある」と『ESPN』は記事をつづるように、好み次第だが、グリーリッシュの選出もまた妥当ではないだろうか。
▼センターフォワード
ハリー・ケイン(トッテナム)
今季のリーグ戦成績:18試合出場/12ゴール11アシスト
今季18試合出場で12ゴール11アシスト。23得点に関与はリーグトップで、トッテナムの総得点(33)の約7割をケイン1人で生み出している。もちろん、ソン・フンミンとの“最強ホットライン”は前半戦最大のトピック。今季は2人だけで、24ゴール17アシストを叩き出している。トッテナムが後半戦に再び優勝争いが出来るか否かも、エースとソン・フンミンの活躍次第。『ESPN』も「ケガなく、シーズンを戦い抜いて欲しい」とエールを送っている。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia