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クロップがCL新方式を批判…“現場軽視”への苦言も「誰も我々に意見を求めなかった」

2021.04.23

クロップ監督がCLの新フォーマットを否定 [写真]=Getty Images

 リヴァプールユルゲン・クロップ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)の新フォーマットに否定的な見解を示した。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は19日、2024-25シーズンから導入される新たなCLのフォーマットを発表した。出場チームは「32」から「36」に増加し、現行のグループステージを廃止。各チームが異なる10チームと計10試合(ホーム5試合、アウェイ5試合)を戦う“スイス方式”を採用する。新フォーマットは現行フォーマットに比べ、試合数の大幅な増加が見込まれている。

 以前から過密日程に対して批判的なコメントを残してきたクロップ監督は、23日の会見でCL新フォーマットに言及。「試合数を増やすことについての私の考えは、皆さんご存知のとおりだ。新たな大会をただ導入することはできないと、私は常に考えている。欧州スーパーリーグ(ESL)が立ち消えになったのは『いいね、最高だ』と言える。だけど、新たなCLについては、『素晴らしい、ぜひやろう』とはならない」と、否定的な見解を示した。

 また、クロップ監督は次のようにもコメント。現場の意向を汲まずにCLの新フォーマットを決定するUEFAらへの不信感を露わにし、選手や監督らが“道具的”に扱われていると指摘した。

「日程がどう組まれるかなんて私は知らないし、その時になってみないとわからない。もしかしたら、UEFAがリーグカップの中止を要請するかもしれないし、プレミアリーグが18チームになるかもしれない。それをプレミアリーグに言えば『とんでもない』と言うだろうし、EFL(イングリッシュ・フットボールリーグ)も『ありえない』と言うだろう」

「(新大会に関する意見を)求められないのは、監督、選手、サポーターだけだ。我々はすでにギリギリのところにおり、信じてほしいのは、すべての監督が同じこと(過密日程)を考えているということだ。全員が同じことを考えているとしたら、何かあるはずで、ちょっとやりすぎかもしれない。UEFAは我々に意見を求めなかったし、スーパーリーグの発明者たちも我々に求めなかった。誰も我々に意見を求めなかった」

「いつもより多くの試合をするだけだが、前にも言ったように、それは不可能だ。新フォーマットでは、20チームのリーグ戦、2つのカップ戦、クリスマス前に10の国際試合(=CL)を行うが、これらは不可能だ。私たちは意見を求められているのではなく、ただ提供しなければならないのだ」

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By サッカーキング編集部

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