パーカー氏、ボーンマスの新指揮官に就任決定…降格のフルアムと契約解除

　チャンピオンシップ（イングランド2部）のボーンマスは29日、スコット・パーカー氏の新監督就任をクラブ公式サイトで発表した。

　パーカー氏は同日、フルアムとの契約を双方同意の上で解除。2024年6月30日までの3年契約をボーンマスと結んだ。なお、2021年2月からボーンマスの暫定監督を務めていたジョナサン・ウッドゲート氏は、2021年6月30日に契約満了で退団する。

　現在40歳のパーカー氏は現役時代、守備的MFとしてチェルシーやウェストハム、トッテナムなどでプレーし、イングランド代表としては18キャップを記録。2017年夏にフルアムで現役引退後、トッテナムのU－18チームで監督キャリアをスタートさせた。

　翌2018年夏にアシスタントコーチとしてフルアムに帰還すると、2019年2月にクラウディオ・ラニエリ元監督の後任として同クラブの暫定監督に就任。チームの2部降格を止められなかったが、同年5月から正式監督を務めていた。2019－20シーズンにフルアムを1年でのプレミアリーグ復帰に導き、昨年9月にクラブとの契約を2023年6月30日まで延長。しかし、20－21シーズンのプレミアリーグでは18位に終わり、同クラブは1年でチャンピオンシップに戻ることになった。

　一方、ボーンマスはプレミアリーグからの降格1年目となった20－21シーズン、一時期は昇格圏内の2位につけていた。しかし、年明けからの急失速で転落し、2月にジェイソン・ティンドール前監督を解任。ウッドゲート暫定監督の下、レギュラーシーズンを6位で終えて昇格プレーオフに出場したものの、準決勝でブレントフォードに敗れていた。