人種差別被害に遭ったサカ [写真]=Getty Images
アーセナルに所属するイングランド代表FWブカヨ・サカが、人種差別に対抗するメッセージを打ち出した。
11日に行われたEURO2020決勝でイングランド代表はイタリア代表と対戦。しかし、PK戦でFWマーカス・ラッシュフォードとFWジェイドン・サンチョ、そして5人目のキッカーを務めたサカが失敗してしまい、惜しくも大会初制覇を逃した。
すると試合後、PKを失敗した3人がソーシャルメディアで人種差別的投稿の標的に。イギリスメディア『BBC』によると、捜査を進める現地警察によって、これまでに5名が逮捕されたという。
そんななか、サカは15日に自身の公式SNSを通じ、次のような声明文を掲載。PK失敗の悔しさをバネにさらなる飛躍を誓うとともに、人種差別撲滅への協力を呼びかけた。
「僕は家族と過ごし、この数週間を振り返るために、数日間ソーシャルメディアから離れていた。もらった愛情にどれだけ感謝しているかはこのメッセージでは伝えきれないし、僕を支えてくれたすべての方に感謝しなければならないと思っている」
「模範となるイングランド代表の一員になれたことは光栄だった。彼らは生涯の兄弟であり、懸命に働いてくれた選手やスタッフの一人一人から学んだことすべてに感謝している。そのチームが55年ぶりに決勝に進出するのを手助けできたこと、観客の中にいる家族を見たこと、彼らが僕のために何を犠牲にしてきたかを知ったこと、それが僕にとってすべてを意味した」
「結果と自分のPKがどれほど悔しかったか、言葉にならない。勝てると信じていたんだ。でも、同世代の人たちに(代表が)勝つことの気持ちを知ってもらうために、僕たちは全力を尽くすことを約束する」
「僕はとても傷つき、皆さんやイングランドの家族を失望させてしまったのではないかと思ったけど、これだけは約束できる。(敗北が決まった)あの瞬間や今週受けたネガティブな意見に僕は負けない」
「僕のために(反人種差別の)キャンペーンを行ってくれたり、心のこもった手紙を送ってくれたり、僕や僕の家族の幸せを願ってくれた人たちには、本当に感謝している。これこそが、サッカーのあるべき姿だ。あらゆる人種、性別、宗教、背景を持つ人々が一緒になって、サッカーというジェットコースターの喜びを分かち合うことがね」
「ソーシャルメディアで僕やマーカス、ジェイドンが今週受け取ったような、憎しみや傷つくメッセージを、老若男女問わず受け取らせたくない。強力なプラットフォームがこれらのメッセージを阻止するのに十分な力を発揮していないことは、悲しい現実だ」
「サッカー界や社会のあらゆる分野で、人種差別や憎しみが存在する場所はない。大多数の人々が一丸となって、このようなメッセージを送っている人たちに呼びかけ、行動を起こし、これらのコメントを警察に通報し、お互いに親切にし、憎しみを追い出すことで、僕たちは(差別に)勝利することができる。いつだって勝つのは愛だ。ブカヨ・サカ」
— Bukayo Saka (@BukayoSaka87) July 15, 2021
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By サッカーキング編集部
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