今後の動向に注目が集まるメッシ [写真]=Getty Images
バルセロナを退団することが正式発表されたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの新天地に注目が集まっている。5日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
メッシは2021年6月30日でバルセロナとの契約が満了し、無所属の状態が続いていた。バルセロナとメッシは共に新契約の締結を希望し、合意に達していたようだが、クラブは「経済的・構造的な障害のために正式な契約を結ぶことができない」とクラブ公式サイトで声明を発表。ラ・リーガによる規定がメッシとの契約の障害になったことを示唆し、同クラブを退団することを正式発表した。
これを受け、バルセロナ一筋でプレーしてきたメッシの新天地には注目が集まっている。フリーで移籍することになるが、同選手の給料を支払えるクラブは数少ないため、新天地の候補は限られていることが報じられている。
新天地の候補として同紙は、以前からメッシ獲得に関心を持っていることが伝えられているパリ・サンジェルマン(PSG)を挙げている。しかし、PSGがすぐに獲得に向かえるわけではない模様だ。同クラブはフランス代表FWキリアン・エンバペとの契約延長を最優先に考えているほか、フランス紙『レキップ』によると、昨シーズンに1億2000万ユーロ(約156億円)の負債を抱えていたPSGは、現在それが2億ユーロ(約260億円)以上になっているため、まずは選手を売却する必要があるという。
また、フランスのクラブのもう一つの問題は税金だとして、3000万ユーロ(約39億円)とされるメッシの給与を支払うために、クラブは年間7000万ユーロ(約91億円)が必要になる模様で、これも一つの障壁となっているようだ。
そのため、同紙は恩師ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるマンチェスター・Cが最有力候補だとしている。同クラブは今夏、イングランド代表MFジャック・グリーリッシュと同代表FWハリー・ケインの獲得を目標とし、5日にはグリーリッシュを1億ポンド(約152億円)の契約解除条項を発動して獲得したことを発表している。ケイン獲得にも1億ポンド(約152億円)以上の移籍金が必要とされているが、クラブ間交渉が難航しているため、ターゲットをメッシに変更する可能性を指摘している。
なお、MLS(メジャーリーグ・サッカー)行きの選択肢もないわけではないと同紙は伝えているが、メッシ自身がまだしばらくは最高なレベルでプレーすることを望んでいるため、欧州のクラブを選択することになる模様だ。今後の動向に注目が集まっているが、果たしてメッシは2021-22シーズンをどこでプレーすることになるのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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