ラングニック氏がマンチェスター・Uの暫定監督に就任 [写真]=Getty Images
マンチェスター・Uは29日、ラルフ・ラングニック氏の暫定監督就任をクラブ公式サイトで発表した。
暫定監督としての契約期間は今シーズン終了までとなり、来季から2年間はクラブのコンサルタントを務めることになる。なお、ラングニック氏が労働ビザの取得を完了するまでは、マイケル・キャリック氏が引き続きチームを率いる。
ラングニック氏は就任に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。
「私は、マンチェスター・Uの一員となることに興奮しています。このチームは才能にあふれ、若さと経験のバランスがとれています。これからの6カ月間は、選手たちが個人として、そして何よりもチームとして潜在能力を発揮できるよう、全力でサポートしていきます。その先は、クラブの長期的な目標をコンサルタントとしてサポートしていきたいと思います」
現在63歳のラングニック氏はシュトゥットガルトやシャルケなどの監督を歴任。2006年夏から率いたホッフェンハイムでは、当時3部のチームをブンデスリーガ1部に定着させた。選手に激しいプレッシングや即時奪回を求める指導法で現代サッカーの礎を築き、トーマス・トゥヘル監督(チェルシー)やユリアン・ナーゲルスマン監督(バイエルン)ら多くのフォロワーを抱えている。
近年は現場から距離を置き、2012年夏からはライプツィヒとザルツブルクの“レッドブルグループ”での統括スポーツ・ダイレクターに就任。それでも、2015-16シーズンと2018-19シーズンには一時的にライプツィヒを率いた。その後、一時はミランに入閣するとの噂もあったが、今季からロコモティフ・モスクワの強化責任者を務めていた。なお、就任にあたり、ラングニック氏は同クラブとの契約を解除している。
マンチェスター・Uは成績不振により、21日にオーレ・グンナー・スールシャール前監督を解任。コーチだったキャリック氏が、暫定監督が決まるまでトップチームで指揮を執っていた。23日に行われたチャンピオンズリーグのビジャレアル戦は2-0で勝利し、28日に行われたプレミアリーグ第13節チェルシー戦は1-1のドロー。同試合でプレスの意識に改善が見られるなど、早くも“ラングニック効果”が出現しつつあるなか、稀代の智将は名門を復権に導けるのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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