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ウルヴス指揮官、勝敗を分けたPK判定に苦言を呈す「彼は腕を挙げていたけど…」

2021.12.13

判定に苦言を呈したラージ監督 [写真]=Getty Images

 ウルヴァーハンプトン(ウルヴス)のブルーノ・ラージ監督が、11日に行われたプレミアリーグ第16節マンチェスター・C戦を振り返った。12日、クラブ公式サイトが伝えている。

 プレミアリーグ3試合未勝利が続くウルヴスは、11日に行われた第16節でマンチェスター・Cと対戦。しかし、前半終了間際にファールを犯したFWラウル・ヒメネスが警告を受けると、その直後に相手選手のリスタートを妨害し、2枚目のイエローカードが提示されて退場した。さらに、62分にはペナルティエリア内でMFジョアン・モウティーニョのハンドを取られてPKを献上。このPKから失点を許したウルヴスは、最後までゴールを奪うことができずに敗北を喫した。

 まず、ラージ監督は「彼らはクラブのために走り、ファンのためにすべてを捧げてくれた。私はマンチェスターに来て、勝利を目指していたんだ。結果的には勝ち点0で終わったけど、選手たちを誇りに思う」と選手を称賛した。

 その一方で、勝敗を分けることとなったPK判定について、ラージ監督は「私にはペナルティだと思えない。だからこそ、非常に奇妙なレフェリングの判定であり、VARの判定でもある」と吐露。続けて「私は毎回、VARを守ってきた。しかし、彼(モウティーニョ)は腕を挙げていたけど、ボールはどこに触れたのかを理解する必要がある。私はジョアンと話したし、映像を見たけど、ボールはここ(彼の脇下)に触れていた」と判定に苦言を呈した。

 また、前半終了間際のメキシコ代表FWラウル・ヒメネスの退場については「最初のイエローカードのラウルは相手に触れていなかったし、我々はボールの後ろに10人いて、ハーフウェイライン付近でのファールだった。あれはイエローカードではない」と言及。しかし「2枚目のイエローカードについては、彼もそれ(間違いを指摘すること)ができないことを知っているし、自分の責任であることを理解している。このスタジアムで10人でプレーするという厳しい状況にチームを置いてきたことを知っているからね。私がドレッシングルームに戻ったときに見た彼の顔はとっても残念がっていた」と自責の念に苛まれていたことを明かした。

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By サッカーキング編集部

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