クロップ監督、戦線復帰を果たした南野拓実を称賛「僕らには彼がどうしても必要」

　リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が同クラブに所属する日本代表FW南野拓実を称賛した。9日、リヴァプール公式サイトが伝えている。

　リヴァプールは9日に行われたFAカップ3回戦でシュルーズベリー（3部）と対戦。負傷していた南野は同試合で戦線復帰を果たし、ベンチスタートとなった。リヴァプールは先制点を許したものの、34分にFWカイデ・ゴードンが試合を振り出しに戻す。さらに、44分にMFファビーニョが逆転ゴールを決めて前半を折り返すと、後半にも2点を追加したリヴァプールが4回戦へ駒を進めた。

　南野は後半開始から出場し、チームの勝利に貢献。クロップ監督は同選手の戦線復帰について「タキ（南野の愛称）は怪我をした、それだけ。深刻なものではなかったけど、プレーはできないほどのものだった」と当時の状態を明かした。

　また、リヴァプールの強力3トップを担うエジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表サディオ･マネがアフリカネーションズカップ2021で離脱しているチーム状況で、南野の重要性について、クロップ監督は「これからたくさんの試合が控えている中で、前線の主力の2人がここにいないことは誰もが知っていることだ。（復帰は）いいことだよ。タキが出場したとき、私はとても気に入った。彼は本当に調子が良かった」と告白。続けて「ケガで少し止まってたけど、そういうもの。でも、彼が戻ってきたのはいいことだし、僕らには彼がどうしても必要なんだ」と胸中を明かした。