スタジアム上空に姿を現したドローン [写真]=Getty Images
22日、プレミアリーグ第23節のブレントフォードvsウォルヴァーハンプトン戦で、2度に渡り試合が中断するアクシデントが発生した。イギリスメディア『スカイスポーツ』や『BBC』などが伝えている。
まず、前半21分にブレントフォードのデンマーク代表MFマティアス・イェンセンとイングランド人DFリコ・ヘンリーがロングボールの処理において、頭同士で衝突。治療による6分間の中断をはさみ、両選手とも脳震とうによる交代でピッチを後にした。
続いて、前半28分に今度はブレントフォード・コミュニティ・スタジアムの上空にドローンが出現。この試合を裁いたピーター・バンクス主審は、即座に試合を中断し、両チームの選手たちを一度ドレッシングルームへ戻した。なお、中断から20分後にドローンは姿を消し、前半51分から試合再開となった。
これらの相次ぐアクシデントにより、前半のアディショナルタイムは19分を数え、前半終了のホイッスルは71分25秒に吹かれることになった。試合自体はポルトガル代表MFジョアン・モウチーニョと同代表MFルベン・ネヴェスのゴールでアウェーのウォルヴァーハンプトンが2-1で勝利している。
試合後、ウォルヴァーハンプトンのブルーノ・ラージ監督は「奇妙な前半だった。彼らは何が起こったのか理解しようとし、ドローンを操作する人を見つけようとした。我々は控え室に戻って試合について少し話した」と語った。
また、ブレントフォードのトーマス・フランク監督もコメントを残し、「クレイジーなゲームで、100%負けるに値しなかった。2つの脳震とうとドローン出現の件で中断するまで素晴らしいスタートだった。アグレッシブで、ブレイクタイムまでは良かったが、その後はウルヴスの方が良かった」と話している。
相次ぐアクシデントに振り回された両チーム。次節は代表ウィークをはさみ、ブレントフォードは2月9日にマンチェスター・Cとのアウェーゲームを戦う。一方、ウォルヴァーハンプトンは同10日にホームでアーセナルとの対戦が予定されている。
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By サッカーキング編集部
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