ウルヴァーハンプトンが獲得したチョン・サンビン(20年11月撮影) [写真]=Getty Images
ウルヴァーハンプトンは28日、水原三星ブルーウィングスの韓国代表FWチョン・サンビンが完全移籍で加入することを発表した。なお、同選手は2023年夏までの1年半、MF川辺駿とDF瀬古歩夢がプレーする提携先のグラスホッパー(スイス)に期限付き移籍することも決まっている。
現在19歳のチョン・サンビンは驚異的なスピードを持ち味とし、“韓国版キリアン・エンバペ”とも呼ばれる逸材アタッカーだ。2021年3月の浦項スティーラース戦でKリーグデビューを飾ると、同試合でいきなり得点を挙げ、翌節FCソウル戦でもネットを揺らす。蔚山現代や全北現代といった強豪相手にも得点を挙げ、2021シーズンのKリーグでは24試合で6得点を記録した。
活躍を受け、2021年6月にA代表初選出。同9日に行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選のスリランカ代表戦で途中出場からデビューを果たすと、同試合で代表初得点を記録した。
ウルヴァーハンプトンのスコット・セラーズTD(テクニカルディレクター)は、チョン・サンビンについてクラブ公式サイトで次のようにコメントしている。
「サンビンはまだ10代でありながら、所属クラブや代表チームで非常に良い成績を収めている、若く素晴らしい才能の持ち主です。将来的に戻ってくるまでに、グラスホッパーで選手として、また人間として成長しすることを願っています。サンビンがスイスリーグで、そしてウルヴスでどのような結果を残すか楽しみにしています」
By サッカーキング編集部
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