トッテナムの新加入FW、恩師ピルロの教えを胸に活躍誓う「今後ケインを助けるのに…」

　今冬の移籍市場でトッテナムに加入したスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキが、新しい同僚となったイングランド代表FWハリー・ケインとの共闘に胸を躍らせた。7日、イギリス紙『イヴニング・スタンダード』が伝えている。

　現在21歳のクルゼフスキは先月31日、買い取りオプションがついた1年半の期限付き移籍（※特定の条件達成で買い取り義務が発生）でユヴェントスからトッテナムに加入した。5日に行われたFAカップ4回戦のブライトン戦（○3－1）で途中出場から新天地デビューを飾ると、味方の絶好機を演出するなど所々で存在感を発揮。今冬にユヴェントスから完全移籍で加入したウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールとともに、上々のスタートを切った。

　そんなクルゼフスキは、同試合で2ゴールを挙げたケインを絶賛。「ケインは信じられないほど素晴らしい選手だ。印象的だったのは彼のテクニックだ。ボールの止め方もそうだし、両足からのパス一本でピッチ全体の局面を変えてしまう。本当にすごいよ。そして、彼がボールを持ったとき、僕は走らなければならないこともわかっている。彼なら僕を見つけてくれるからね」と語った。

　また、同選手はユヴェントスでの1年目にチームを率いていた元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ氏にも言及。当代屈指のプレーメイカーだった同氏から指導を受けた経験は、トッテナムでも生かせると考えているようだ。

「ピルロは素晴らしい指導者であり男なんだ。彼とは毎日のように話した。彼は体の絞り方や、相手にボールの運ぶ先を見せないようにしながらパスの出しどころを探す方法などについて、いつもたくさん話してくれたよ。そしてそれらのことが、今後さらにハリーを助けるのに役立つことを願っている」