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苦難を乗り越えたエリクセン、259日ぶりの公式戦出場に感無量「僕は幸せな男だ」

2022.02.27

259日ぶりの公式戦出場となったエリクセン [写真]=Getty Images

 ブレントフォードでデビューを飾ったデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、アクシデントを乗り越えピッチに復帰した心境を語った。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 エリクセンは昨年6月に行われたEURO2020の試合中に心停止を起こし、ピッチ上で救命処置を受けて病院へ搬送。手術を経て、しばらくの間サッカー選手としてのキャリアの中断を余儀なくされた。それでも植え込み型除細動器(ICD)を装着した状態で現役復帰を目指し、今年1月31日に半年契約でブレントフォードに加入していた。

 そして26日、ホームで行われたニューカッスル戦で初めてベンチ入りしたエリクセンは、2点ビハインドの52分から途中出場を果たして259日ぶりに公式戦へ出場。ピッチに立つ際には『ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム』の観客からスタンディングオベーションで祝福され、チームのプレースキッカーを任されるなど、約40分間に渡りプレーした。

 試合は早々に退場者を出していたブレントフォードが敗れたものの、エリクセンは試合後、久々となるピッチへの復帰に感無量な様子を伺わせた。

「結果を別にするならば、僕は幸せな男だ。僕が経験したことを乗り越えて、この舞台に戻ってくることができたのは素晴らしい気分だよ」

「これからフットボールの感覚とボールタッチを取り戻して、それからブレントフォードのプレミアリーグ残留に貢献したいね」

 次節、ブレントフォードは3月5日にアウェイでノリッジと対戦する。

By サッカーキング編集部

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