不透明な先行きも…トゥヘル監督がチェルシー残留を明言「私が残ることは間違いない」

　チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が13日に行われたプレミアリーグ第29節ニューカッスル戦後のインタビューに応じた。同日付けでイギリスメディア『BBC』が報じている。

　ホームにニューカッスルを迎えたチェルシーはなかなか得点を奪えず苦戦を強いられるも、試合終了間際にFWカイ・ハフェルツが決勝ゴールを挙げ1－0で勝利を収めた。

　ロシア人オーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏に対する英国政府からの制裁やスポンサーの契約停止など、先行きが不透明なチェルシー。ただ、試合を終えたトゥヘル監督は「私がシーズン終了まで残ることは間違いない。今はただ、1日1日を待つしかない。全てが一変する可能性もあるからね」と語り、少なくとも今シーズンはチームに残留する旨を示唆した。

　また「ここは巨大なクラブであり我々は注目されているが、非常に恵まれている。一方でこのクラブに所属する何百人もの人々はそれほど恵まれているわけではなく、もしかしたら私たちよりももっと現実的な脅威に直面して将来を不安視しているかもしれない。このことは、私たちに責任を与えてくれている。彼らのためにも顔を上げて、戦い続けなくてはならない。これが我々にできることであり、彼らが我々に要求していることだ」と並々ならぬ決意を口にしている。

　そしてニューカッスル戦の白星については「この結果は我々にとって大きなインパクトがあり、ファンにこの喜びを与えることにこそ大きな意味がある」とコメント。リーグ戦5連勝を飾ったチェルシーの次戦は16日、チャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦リール戦を迎える。