チェルシーの新オーナーとなるベーリー氏 [写真]=Getty Images
チェルシーの新オーナーとなるアメリカ人投資家のトッド・ベーリー氏らは今夏の移籍市場に大きな野望を持っているようだ。25日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
チェルシーは2003年からロシア人オーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏によって所有されてきた。しかし、ロシア・ウクライナ情勢の影響に鑑み、同氏は今年3月2日にクラブ売却の意思を表明。多数の投資家が買収に関心を示したが、ベーリー氏らが率いるオーナーグループが、今月7日にチェルシーと総額42億5000万ポンド(約6790億円)でクラブ買収に合意していた。
そして、25日にプレミアリーグの理事会がベーリー氏らが率いるグループによるチェルシー買収を承認したことを発表。その後、英国政府も承認したことで、正式な買収が完了に近づいていることが明らかになっている。ついに新体制となるチェルシーだが、新オーナーには取り組むべき課題が多いという。
ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーとデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンが契約満了に伴いクラブを離れる予定になっている上に、スペイン代表DFセサル・アスピリクエタや同代表DFマルコス・アロンソらにも退団する可能性が浮上している。
さらに、現行契約が2023年6月30日までとなっているフランス代表MFエンゴロ・カンテやイタリア代表MFジョルジーニョらと新契約について話し合う必要があるほか、下部組織出身で他のチームメイトより賃金が低くなっているイングランド代表MFメイソン・マウントや同DFリース・ジェームズと新契約を締結する必要性も求められている。
なお、ベーリー氏らは補強戦略についてトーマス・トゥヘル監督と話し合う予定となっているという。そして、まずは昨年夏に獲得を狙っていたセビージャに所属するフランス代表DFジュール・クンデの獲得に再び動くことが濃厚と見られている。
新オーナーにはやるべきことが多いと指摘されているようだが、果たして買収直後に迎える今夏の移籍市場でファンの心をつかむことはできるのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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