R・マドリード、G・ジェズス獲得に関心か…アトレティコ、アーセナルとの争奪戦に？

　レアル・マドリードが、マンチェスター・Cに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの獲得に関心を示しているようだ。6日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　現在25歳のG・ジェズスは、足元のテクニックや巧みな動きだし、様々なポジションをこなすユーティリティ性を持ち合わせた万能型のFW。母国パルメイラスの下部組織出身で、パルメイラスのトップチームを経て2017年の1月にマンチェスター・Cに加入。これまで公式戦236試合に出場し95ゴール46アシストを記録し、4度のプレミアリーグ制覇などに大きく貢献。ブラジル代表としても54試合に出場し、18ゴール13アシストという成績を残している。

　マンチェスター・Cとの現行契約は2023年6月までとなっているが、来シーズンのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドや、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス加入に伴い、出場機会が減少することが予想されており、今夏での移籍も噂されている。すでにフランス人FWアレクサンドル・ラカゼットの退団でFWの補強が急務となっているアーセナルからの関心も伝えられているが、レアル・マドリードも獲得に関心を寄せているようだ。

　同紙によれば、レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、G・ジェズスを高く評価しているとのことで、FWの獲得候補としてこの度名前が挙がった模様。クラブ側はG・ジェズスにストライカーとしての役割だけでなく、攻撃に幅を持たせ、チャンスを創出する役割も求めているとされている。すでにクラブ関係者とG・ジェズスの関係者は接触した模様で、今後獲得に向けた具体的な動きが見られる可能性もあるようだ。

　イギリス紙『デイリー・メール』によると、G・ジェズスの獲得には前述のアーセナルの他に、アトレティコ・マドリードも興味を示しているとのこと。今後、この3クラブを中心に争奪戦が繰り広げられる可能性が高いようだ。果たしてG・ジェズス本人は、今夏にどのような決断を下すのだろうか。