リージョ氏がアル・サッドで監督キャリア再開へ [写真]=Getty Images
マンチェスター・Cは17日、アシスタントコーチを務めていたフアン・マヌエル・リージョ氏がクラブを離れることを発表した。同日付でカタールのアル・サッドが同氏の監督就任を公式に伝えている。
リージョ氏は若くして指導者の道に進み、レアル・サラゴサやレアル・ソシエダなど母国スペインの複数クラブで監督を歴任してきた。チリ代表やセビージャでアシスタントコーチを務め、2018年9月にJリーグのヴィッセル神戸の指揮官に就任。翌年4月に神戸の監督を退任すると、中国の青島黄海を率いてクラブの1部昇格に貢献していた。
マンチェスター・Cのヘッドコーチ就任は2020年6月に発表された。当時はミケル・アルテタ氏(現アーセナル監督)アーセナルへと去ったことでアシスタントコーチのポジションが空いており、ジョゼップ・グアルディオラ監督が崇拝するリージョ氏を迎えることを決断。グアルディオラ監督は自身の現役最後のクラブとして、当時の指揮官であったリージョ氏のもとでプレーするためにメキシコのドラドス・デ・シナロアを選んだというほど同氏を信奉していた。マンチェスター・Cでは良好なコンビとなり、“右腕”としてプレミアリーグなどのタイトル獲得に貢献してきた。
クラブを去ることが決定し、リージョ氏はマンチェスター・Cのクラブ公式HPで別れのメッセージを残している。
「マンチェスター・Cでの生活は、私のキャリアの中で最も楽しい期間の1つでした。ペップの隣に立ち、彼が選んだスタッフ、そしてこのクラブの選手たちと共に仕事ができたことは喜びであり、ピッチ上での素晴らしい成功に少しでも貢献できたなら、非常に嬉しく思います。今後のクラブの成功を祈るとともに、すべての野望を達成できることを願っています」
リージョ氏の新天地となるアル・サッドは、19日に同氏がカタールへと到着し、会見に臨むことを発表している。複数のスペインメディアによると、リージョ氏は2024年夏までの2年契約を結んだという。
2019-20シーズンからはシャビ・エルナンデス(現バルセロナ監督)氏が率いていたことで知られるクラブ。シャビ氏退任後は、かつてバレンシアやマラガなどのクラブを指揮したハビ・グラシア監督がバトンを受け取り、カタール・スターズリーグ(カタール1部リーグ)で無敗優勝を実現していた。クラブには現在37歳の元スペイン代表MFサンティ・カソルラも在籍している。
By サッカーキング編集部
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