クリスタル・パレス、複数クラブ注目のマリ代表MFドゥクレ獲得に迫る

　クリスタル・パレスが、RCランス所属のマリ代表MFシェイク・ドゥクレの獲得に迫っているようだ。28日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

　現在22歳のドゥクレは母国マリのクラブチームから2018年2月にRCランスのリザーブチームに加入し、同年夏にトップチーム昇格を果たした。セントラルMFとして徐々に出場機会を増やした同選手は、2021－22シーズンの公式戦37試合に出場し1ゴール4アシストを記録。RCランスのリーグ・アン7位フィニッシュに大きく貢献した。

　そんなドゥクレに対しては、アーセナルやブライトン、ウルヴァーハンプトン（ウルブス）、エヴァートンといったクラブからの関心が報じられ、今夏の移籍も噂されている。そんな中、以前から関心を寄せていたクリスタル・パレスが、ドゥクレの獲得に近付いているようだ。

　クリスタル・パレスを率いるパトリック・ヴィエラ監督は、ドゥクレのプレーを高く評価しており、早くから同選手を今夏のトップターゲットに定めていたようだ。先週、1450万ポンド（約24億円）のオファーがRCランスに拒否されたと伝えられているが、同紙によると獲得を諦めないクリスタル・パレスは増額したオファーの提示を検討中とのこと。RCランス側との交渉は継続中で獲得に自信をのぞかせているようだ。また、移籍市場に詳しいイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、1800万ポンド（約30億円）程の移籍金で両クラブはすでに合意しており、現在は個人的な条件に関する交渉が進行中だという。

　
　21－22シーズンのプレミアリーグを12位で終え、FAカップでは準決勝に進出したクリスタル・パレス。ドゥクレを獲得し、さらなるチーム力強化を図ることはできるのだろうか。