アヤックス、トッテナムからFWベルフワインを獲得！　移籍金約43億円で5年契約

　アヤックスは8日、トッテナムからオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインが完全移籍で加入することを発表した。

　アヤックスの発表によると、トッテナムに支払う移籍金は3125万ユーロ（約43億円）となる。また、ベルフワインとは2027年6月30日までの5年契約を結んだ。また、背番号は「7」に決定している。

　現在24歳のベルフワインは、2005年から2011年にかけてアヤックスの下部組織に在籍していた。その後に宿敵PSVの下部組織へ移ると、2014年にデビューを飾った。PSVでは公式戦通算149試合に出場し、31ゴール41アシストを記録した。

　2020年1月に移籍金3000万ユーロ（当時レートで約36億円）＋ボーナス200万ユーロ（当時レートで約2億4000万円）でトッテナムに完全移籍。デビュー戦となった2020年2月のマンチェスター・C戦では、先制ゴールを挙げて勝利に貢献した。しかし、その後はレギュラーに定着できず、公式戦通算81試合出場のうち、大半が途中出場からのものだった。

　トッテナムに在籍した2年半で、通算8ゴールを記録。今年1月19日のレスター戦では、後半アディショナルタイムに2得点を挙げて劇的な逆転勝利を演出した。しかし、2021年11月からチームを率いるアントニオ・コンテ監督の下でも出場時間を得られず、同選手は昨シーズン終了後に今夏のトッテナム退団希望を明言していた。

　アヤックスでは先日にコートジボワール代表FWセバスティアン・ハラーがドルトムントに完全移籍しており、ベルフワインには同選手に代わる新たな得点源としての活躍が期待される。チームを率いるアルフレト・スフリューデル監督は、ベルフワインの獲得に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「アヤックスへの道を選んだのは、彼の野心を象徴していることだと思う。多くのクオリティを持った選手だ。非常に意欲的で、目標に向かって突き進む選手だ。もちろん彼を獲得できたことを嬉しく思っている」