サウサンプトンがアリボの完全移籍加入を発表 [写真]=Southampton FC via Getty Images
サウサンプトンは10日、レンジャーズからナイジェリア代表MFジョー・アリボを完全移籍で獲得したことを発表した。
契約期間は2026年夏までの4年間となっている。イギリスメディア『BBC』によると、移籍金は600万ポンド(約10億円)で、成績に応じて1000万ポンド(約16億円)まで上昇する契約で合意に至ったようだ。
アリボは1996年7月21日生まれの現在25歳。セントラルMFが本職ながら、サイドアタッカーやセンターFWでもプレーできる万能型の選手だ。2019年夏にチャールトンからレンジャーズへと完全移籍すると、初年度から主力として活躍。2021-22シーズンはヨーロッパリーグ(EL)全15試合に出場しており、フランクフルトとの決勝戦ではPK戦の末に敗れたものの、自身は先制ゴールを記録していた。レンジャーズでは3シーズンの在籍で公式戦148試合に出場し26ゴールを記録。2020-21シーズンはスコティッシュ・プレミアシップ、2021-22シーズンはスコティッシュ・カップで優勝を経験している。
完全移籍加入に際し、アリボはサウサンプトンのクラブ公式サイトで意気込みを語っている。
「この歴史ある素晴らしいクラブでどのような冒険ができるのか、楽しみでならないよ。本当にワクワクしている。プレミアリーグは世界最高のリーグだ。小さい頃からずっと見てきたし、ここでプレーして、この舞台で自分の力を発揮することが目標だった。今はその目標が実現し、自分の力を示す機会を得られた。子供の頃からずっと憧れていた舞台に立てて、本当に嬉しい気分だ」
また、サウサンプトンを率いるラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、アリボについて以下のようにコメントした。
「ジョーは才能に溢れた選手で、オーストリアへのプレシーズンツアーに間に合うよう、彼をチームに迎えることができて、非常に嬉しく思っている。ジョーは我々のチームにエネルギーとクリエイティビティをもたらしてくれる。多くのポジションを高いレベルでこなせることは、監督にとって非常に有難い。また、これまでのプレーから、彼が高いサッカーIQを持っていて、多くの考えをピッチ上で実行できる選手であることがわかっている。ELでの活躍は彼がプレミアリーグの舞台にふさわしいことを証明していたね。実力を遺憾無く発揮できるよう、ハングリーさを持ってチームに合流してくれるだろう」
今オフ、サウサンプトンにはマンチェスター・CからU-21ベルギー代表MFロメオ・ラヴィアとアイルランド代表GKギャヴィン・バズヌが完全移籍で加入した。トルコのアルタイからポーランド人GKマテウス・リス、ドイツのボーフムからU-21ドイツ代表DFアーメル・ベラ・コチャプの獲得も発表しており、アリボはクラブにとって今オフ5人目の補強となった。
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By サッカーキング編集部
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