リヴァプールOB、新加入ヌニェスの才能に太鼓判「得点王になるための全てを備えている」

　かつてリヴァプールで活躍した元スペイン代表MFルイス・ガルシア氏が、今夏から同クラブでプレーするウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスについて語った。14日にイギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
　
　現在22歳のヌニェスは、移籍金7500万ユーロ（約105億円）＋ボーナス最大2500万ユーロ（約35億円）でベンフィカから完全移籍加入。2021－22シーズンは公式戦41試合の出場で34ゴールを挙げており、“レッズ”の新たなエース候補として大きな期待を寄せられている。

　12日にタイのバンコクで行われたプレシーズンマッチのマンチェスター・U戦で実戦デビューを飾ったヌニェス。61分から出場したものの、88分にはゴール前のこぼれ球を押し込もうとして枠の上に外してしまうなど、決定機を決めきることはできず。チームも0－4で敗れ、親善試合とはいえ、ほろ苦いデビューとなった。

　移籍金が移籍金なだけに、早くも懐疑の目を向ける声もあるが、L・ガルシア氏はヌニェスの能力を信じて疑わない。2004年夏から3年間リヴァプールでプレーした44歳は、同選手について次のようにコメントしている。

「リヴァプールでは、相手選手を追いかけ、相手選手の背後に走り、多くの時間でプレスをかけ続ける必要がある。それらのことは、今後数カ月で彼が適応していく必要のあることだろう」

「だが、彼はプレミアリーグで最高の一人になるための全てを備えていると私は思っている。走力、機動力、空中での駆け引き、強さ、そして、彼の動き出しは非常にクレバーだ。マンチェスター・U戦でも何度か、ワイドの味方にボールが入ったとき、彼は一旦ペースを落としてからニアポストまで走り込むようなプレーが見られた。それは、彼の試合に対する意識が非常に高かったことを示している。彼はプレミアリーグで得点王になるためのすべてを備えていると思うよ」

　2022－23シーズンのプレミアリーグは8月5日に開幕し、リヴァプールは同6日にアウェイてフルアムと対戦する。果たして、ヌニェスは自身の移籍金に見合うだけの活躍を披露できるのだろうか。