アーセナルの若手FWバログン、今夏はレンタル移籍が濃厚に…スタッド・ランスで伊東純也と共演か

　アーセナルに所属しているU－21イングランド代表FWフォラリン・バログンが、スタッド・ランスへのレンタル移籍に近づいている模様だ。フランスメディア『レキップ』などの各メディアが7月31日に報じている。

　報道によると、既にアーセナルとスタッド・ランスはバログンのレンタル移籍に関する条件で合意に至っているという。バログン自身もまもなくフランスへと向かい、メディカルチェックを受け、正式契約にサインする予定になっているようだ。買い取りオプションの付随していないレンタル移籍で、移籍期間は1年間となる見込み。プレミアリーグのクラブからも関心を寄せられていたものの、バログン自身がフランス行きを希望し、今回のレンタル移籍成立に至ったことが伝えられた。

　現在21歳のバログンは9歳でアーセナルの下部組織に入団。2020年10月に行われたヨーロッパリーグ（EL）・グループステージ第2節のダンドーク戦に途中出場し、トップチームデビューを飾った。同シーズンのELでは5試合に出場し2ゴールをマーク。昨シーズンはプレミアリーグでも開幕からの2試合に出場した。今年1月にはミドルスブラに半年間のレンタル移籍。チャンピオンシップ（イングランド2部リーグ）で18試合に出場し、3ゴール3アシストを記録していた。また、U－21イングランド代表の一員として10試合のピッチに立ち、6ゴールを挙げている。

　このオフシーズンはブラジル代表FWガブリエル・ジェズスの加入やイングランド人FWエディ・エンケティアとの契約延長もあって、バログンは“第3のFW”とみなされていた。なお、バログンの新天地となることが決定的なスタッド・ランスは、1950年代〜60年代に黄金期を築いており、6度のリーグ・アン優勝や2度のクープ・ドゥ・フランス優勝を誇っている。2021－22シーズンのリーグ・アンは20チーム中12位でフィニッシュ。この夏には日本代表FW伊東純也の完全移籍加入を発表している。伊東に加え、アーセナルでの将来を嘱望されているバログンもフランスの“古豪”でプレーすることとなりそうだ。