クロップ監督がマンUサポーターの抗議活動計画に言及…「厳しい日程で再調整出来ないなら…」

　リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、マンチェスター・ユナイテッドのサポーターによる抗議活動計画についてコメントした。20日、イギリスメディア『BT SPORT』が報じている。

　日本時間23日午前4時にキックオフを迎えるマンチェスター・U vs リヴァプールの一戦。この試合では、マンチェスター・Uのサポーターによって、同クラブオーナーのグレイザー家に対する抗議活動が計画されているとのこと。クロップ監督は、抗議によって試合に影響が出た場合、自分たちが勝ち点を獲得出来るだろうと語ったようだ。

「（抗議行動によって、試合に影響が出たら？）　中止になるだろうし、バスで帰るよ。抗議活動による中止が起きないことを本当に願っているけど、もしそうなった場合は我々がポイントを獲得出来ると思う。我々には何も関係無いし、サポーターが試合中止にしたくて、この厳しい日程で試合の再調整が出来ないのならね」

「自分はそんなことを考えていないし、起こらないことを本当に願っている。自分たちは大丈夫だ。そこ（『オールド・トラッフォード』）に行って、上手くいけば試合をして帰宅出来ると思うけど、こういう状況では、いつも他チームがポイントを取れるはずだ。なぜなら、それと我々には何の関係も無いし、彼らは抗議の準備をしてきたからだ」

　同カードでは、2021年5月2日にも『オールド・トラッフォード』にて、当時2週間前にスーパーリーグ構想に参加を決断（のちに撤回）したグレイザー家に対し、抗議運動を展開。スタジアムの外では警官と揉み合いになったり、中にはピッチ内に侵入するサポーターまで現れた。結局、イギリス時間で同日16時30分キックオフ予定の試合は延期されることとなった（延期分は同年5月13日に開催し、リヴァプールが4－2で勝っている）。

　開幕2連敗のマンUと2分けのリヴァプール。まだ勝ちの無い両チームの一戦に水を差すような出来事だけは避けたいところだが果たして。