アーセナルのFWペペがフランス復帰間近…ニースに1年のローン移籍で交渉は大詰め

　アーセナルのコートジボワール代表FWニコラ・ペペがフランス復帰に近づいているようだ。22日、移籍市場のスペシャリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏が自身の『Twitter』で報じている。

　報道によると、ペペはニースへのローン移籍成立の可能性が高くなっているとのこと。2023年6月末まで1年間のローン移籍で交渉は最終段階に入ったと伝えている。この交渉では、給与をそれぞれのクラブがどれくらいの割合を分担するかが焦点となっているようだ。

　また、ロマーノ氏はアーセナルの情報に精通する、イギリスメディア『The Athletic』のデイビッド・オーンスティン記者の情報を引用し、右ウィングの補強候補としてアーセナルはウルヴァーハンプトンのポルトガル代表FWペドロ・ネトをリストアップしたことも併せて報じている。
　
　現在27歳のペペは、アンジェの下部組織出身。ローン移籍を経て、2017年夏にリールへと移籍した。2018－19シーズンにはリーグ・アンで22ゴールの活躍を見せ、翌シーズン、アーセナルにクラブ史上最高額となる移籍金7200万ポンドで移った。2020－21シーズンには終盤4戦での固め打ちを含む10ゴールと一定の活躍は見せたものの、昨シーズンはわずか1ゴールに留まり、イングランド代表FWブカヨ・サカの牙城を崩せず。この夏はマネジメント会社も変更し、出生地フランスのクラブを中心に、移籍の噂が多く立っていた。

　プレミアリーグでの挑戦は現状厳しいものとなっているペペ。心機一転、慣れ親しんだ国での再出発となるのだろうか。