苦境のリヴァプールが中盤を補強へ…クロップが必要性を認める「私は間違っていた」

　リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、会見で今夏の補強について問われ、中盤の補強の必要性を認めた。26日、イギリス紙『ガーディアン』が報じている。

　プレミアリーグでは開幕からここまで、2分1敗という成績でまさかの3戦未勝利となっているリヴァプール。27日には本拠地でのボーンマス戦を迎えるなか、前日会見でクロップ監督は、「我々はより良くならなければいけないし、すぐに改善できるのは努力の部分だ」と、今シーズン初勝利に向けて改善点を口に。さらに同指揮官は、かねてより自らが否定してきた中盤の補強について問われ、それまでの自らの考えが間違っていたと認め、新戦力とのサインに動くことを明言した。

「我々は（移籍市場が）始まってからこの議論をしてきており、私は『ミッドフィールダー（の補強）は必要はない』と言っていたうちの1人だった。だがあなたたちが正解で、私は間違っていたんだ」

「それでも明確な論点に変わりはない。我々は何か行動を起こすが、（獲得するのは）適切な選手でなければならない」

「カーティス（・ジョーンズ）はもう戻ってくるし、チアゴも復帰までそんなに長くはかからない。ディオゴ（・ジョッタ）もそう長くかからないし、ジョエル（・マティプ）も戻ってくる。それで状況は少し良くなるはずだ。誰も（故障者）リストに載らなければ素晴らしいけれど、一方で厳しい時期もやってくる。我々は（新戦力を）探しており、それが適切な選手であれば、我々はその選手を必要とする。だがもし適切ではなければ、我々はその選手を必要としない」

　クロップが言及した4選手に加え、中盤ではアレックス・オックスレイド・チェンバレンが戦線離脱を強いられているなか、残された今夏の移籍市場でのリヴァプールの動向に注目が集まる。