マンチェスター・U、ついにアヤックスと合意か…アントニー獲得が決定的に

　マンチェスター・Uは、アヤックスとブラジル代表FWアントニーの獲得で合意したようだ。28日、イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』など複数メディアが伝えている。

　今夏からマンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督は、昨季まで率いたアヤックスで重用したアントニーの獲得を熱望しているものの、先日提示した9000万ユーロ（約123億円）に及ぶ3回目のオファーはアヤックスに断られていた。

　それでも、獲得を諦めなかったマンチェスター・Uはついにアヤックスとクラブ間合意に至ったという。報道によると、移籍金は固定の8075万ポンド（約130億円）にボーナス425万ポンド（約7億円）を加えた総額8500ポンド（約137億円）になる模様で、同選手は48時間以内にマンチェスターでメディカルチェックを受ける予定となっている。なお、すでに移籍希望を公にしているアントニーとの個人条件に問題はなく、5年契約を結ぶことが見込まれている。

　現在22歳のアントニーはサンパウロの下部組織出身で、2020年夏にアヤックスへと完全移籍。これまで公式戦通算82試合の出場で24ゴール22アシストを記録しているが、現在は2試合連続でベンチメンバーから外れている。また、昨年10月にはブラジル代表デビューを果たし、9試合で2得点を挙げている。

　なお、マンチェスター・Uにとってアントニーはイングランド代表DFハリー・マグワイアと並び、フランス代表MFポール・ポグバの8900万ポンド（約144億円）に次いでクラブ史上2番目となる移籍金で加入することに。また、マンチェスター・Uは今夏の移籍市場でアヤックスからアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスも獲得しており、同クラブに総額1億6700万ユーロ（約229億円）を支払うことになりそうだ。