マンUが約138億円を投じてアントニーを獲得 [写真]=Icon Sport via Getty Images
マンチェスター・Uは30日、アヤックスとブラジル代表FWアントニーの獲得で合意したことをクラブ公式サイトで発表した。メディカルチェック通過や労働許可証発行を経て、正式に契約を結ぶ予定となっている。
アヤックスの発表によると、移籍金は9500万ユーロ(約132億円)+ボーナス500万ユーロ(約7億円)。最大で1億ユーロ(約139億円)にのぼる。この金額はマンチェスター・Uにとって、2016年夏に当時の世界最高額を更新する移籍金1億500万ユーロ(現レートで約146億円)で加入したフランス代表MFポール・ポグバ(現ユヴェントス)に次ぐ金額に。レスターからイングランド代表DFハリー・マグワイアを獲得した際の移籍金と並んで、クラブ史上2番目の“大型契約”となった。なお、エールディヴィジのクラブに対して支払われる移籍金としては、史上最高額となっている。
アントニーは2000年2月24日生まれの現在22歳。母国の名門・サンパウロの下部組織出身で、2018年11月にデビューを飾った。2020年夏にアヤックスへと完全移籍で加入。加入直後から定位置の座を確保し、2020-21シーズンは公式戦46試合の出場で10ゴール10アシストを記録した。2021-22シーズンは足首の負傷もあってシーズン終盤戦は欠場を強いられたものの、公式戦通算では33試合に出場。12ゴール10アシストの成績を残した。迎えた今季もエールディヴィジ開幕から2試合に出場し、1ゴール2アシストをマーク。第3節以降はマンチェスター・Uへの移籍希望を公言してトレーニングを欠席していた影響もあり、メンバー外となっていた。
今シーズン、マンチェスター・Uはプレミアリーグ開幕から2連敗とまさかのスタートに。それでも、第3節のリヴァプール戦を2-1で制して今季初白星を手にすると、続く第4節のサウサンプトン戦も敵地で1-0と完封勝利。今夏はデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン、オランダ代表DFタイレル・マラシア、アルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネス、ブラジル代表MFカゼミーロと即戦力を続々と補強した。テン・ハフ監督の下で“名門復活”を遂げられるか、今後の戦いに注目だ。
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By サッカーキング編集部
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