三笘所属ブライトン対クリスタル・パレスの“M23ダービー”が延期…鉄道ストの影響

　日本代表MF三笘薫の所属するブライトンとクリスタル・パレスの試合が延期されることになった。プレミアリーグ公式サイト並びにブライトン、クリスタル・パレス両クラブが7日に発表している。

　同試合はプレミアリーグ第8節として、イギリス時間9月17日15時キックオフの予定だったが、鉄道ストライキによる影響で両チームのサポーターが会場へ足を運ぶことが困難となるため、延期という決断を余儀なくされたと伝えている。

　ブライトンのポール・ハーバーCEOは、以下の声明を発表した。

「両クラブとも、試合が当初の予定通り行われることを望んでおり、サセックスとサリーの両警察やその他地元のエマージェンシーサービスや機関、ブライトン＆ホーブ市議会、プレミアリーグ、クリスタル・パレスなど、全ての関連当局と対話を続けてきた」

「これらの議論の後、慎重に評価した結果、プレミアリーグの全面的な支援を受けて試合延期という決断を下した。これは両チームのファンにとって大きな失望であり、両チームの日程とサポーターのスケジュールに混乱をもたらすことは十分に理解しているが、両チームのファン、マッチデースタッフ、選手、関係者の安全が最優先事項でなければならない」

「両クラブのファンが、鉄道網にアクセス出来ずに試合に来ることがどれほど難しいかを考慮し、多くの選択肢と様々な緊急時対応計画も検討した。同じ週の早い時間や遅い時間に移すことも含まれ、日曜日の午後はインターナショナルブレイク前のため、その週末に開催することも出来たが、満員の観客が来て試合をすることは不可能だった」

「両チームのファンにご迷惑をお掛けして申し訳ありませんが、正しい決断が下されたと感じています。また、クリスタル・パレス、プレミアリーグ、当局の支援にも感謝したい」

　現時点では、スケジュールの再設定はされておらず、決まり次第の発表となる見込みだ。

　ブライトンとクリスタル・パレスの一戦は、“M23ダービー”と呼ばれ、毎試合白熱する名物カード。M23というのは、イングランドにある高速道路のことで、ロンドンとブライトン＆ホーブを結んでいる。

　三笘のダービー初出場にも期待が掛かっていた今カード。ひとまずは延期となったが、再設定された日程では安全に試合が開催されることを願うばかりだ。