“空飛ぶノルウェー人”？　ペップがハーランドの逆転弾を絶賛「クライフを思い浮かべた」

　マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、14日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）・グループG第2節ドルトムント戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。

　グアルディオラ監督の下で、“ビッグイヤー”初戴冠を目指すマンチェスター・C。グループG開幕節でセビージャを4－0で下し、幸先の良いスタートを切ったマンチェスター・Cは、14日に行われた第2節でドルトムントと対戦した。1点のビハインドで迎えた80分、DFジョン・ストーンズがゴールネットを揺らすと、84分にFWアーリング・ハーランドが逆転ゴールを決める。試合はこのまま2－1で終了し、マンチェスター・Cは開幕連勝スタートとなった。

　まず、試合を振り返ったグアルディオラ監督は「多くの問題があり、私たちはトランジションも動きも非常に消極的だった。その代償は大きい。間違ったギアでプレーしていた」と語りつつ、「0－1で負けていたけど、ベルナルド・シルバ、フィル・フォーデン、ジュリアン・アルバレスがリズムを変えてくれた。自分たちの個性を発揮することが出来れば、負けることはない。チャンピオンズリーグは待ってくれないし、許してくれないけど、幸いなことに私たちは変えることができたよ」と途中出場した3選手が流れを変えたと明かした。

　古巣相手に“ゴラッソ”を決めて、公式戦6試合連続ゴールとなったハーランド。“恩師”であるヨハン・クライフ氏のゴールを彷彿させると口にしたグアルディオラ監督は「ヨハン・クライフが、私の人生に影響を与えてくれたことを知っている人は多いと思う。人として、教育者として、コーチとして、指導者として、そしてすべてにおいて。何十年も前に、（クライフは）アトレティコ・マドリード戦で信じられないようなゴールを決めていた。あの瞬間、私はクライフを、彼のゴールを思い浮かべたんだ。かなり似ていたね。とても良いゴールだった」と“空飛ぶオランダ人（クライフ氏の愛称）”ならぬ、“空飛ぶノルウェー人”の誕生を喜んでいる。