躍進マルティネッリ、アーセナルと新契約締結の交渉中？　本人はアーセナル残留を希望

　アーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリは、同クラブと新契約締結の交渉を進めているようだ。10日、イギリス紙『イブニングスタンダード』が報じている。

　報道によると、アーセナルとマルティネッリの現行契約は2024年6月末までとなっており、現行と同じ条件でさらに2年間契約を延長出来るオプションも含まれているとのこと。しかしながら、今季のプレミアリーグ9試合で4ゴール2アシストをマークするなど、躍進を遂げている同選手に対してアーセナル側は新たな条件を提示し（（イギリス紙『タイムズ』によると現在の500万ポンドの倍額となる1000万ポンド（約16億円）の年俸を提示とも）、新たな契約締結に向けた話し合いが本格化していると伝えられている。

　また、マルティネッリもアーセナル残留を希望するようなコメントを以下のように残しており、クラブ側にとっても大きな後押しとなったようだ。

「もちろん、自分はここに留まりたい。我々は話し合っている。何が起こるか見てみましょう」

「ここ（アーセナル）で最高のシーズンだと思う。この瞬間が本当に嬉しい。アーセナルはビッグクラブだし、良い選手がたくさんいる。皆は、我々のハングリーさとマインドを外から見ることが出来ると思う。全ての試合に勝ちたいし、誰もがそれを見られると思う」

「（リヴァプールに勝利し、）素晴らしい試合と勝利をとても嬉しく思う。勝ち点3にふさわしい。（ロッカールームでは）素晴らしい雰囲気で、皆抱き合っていた。タフな試合になることは誰もが理解していたが、我々は勝利に値したと思う」

　マルティネッリは現在21歳。2019年夏にアーセナルへ加入すると、いきなり全公式戦で10得点をマークするなど頭角を現すが、新型コロナウイルス感染拡大による中断明けに長期離脱を余儀なくされた。2020年末に復帰し、以降は抜群の決定力とドリブルを武器に躍動。前述の通り、今季はプレミア9試合出場で4ゴール2アシストを記録しており、左ウィングの定位置を掴んでいる。

　“ヤング・ガナーズ”の象徴の1人として、活躍を続けるマルティネッリ。このまま新契約締結で合意出来るか。