敵将がアルテタ監督の手腕を称賛…アーセナルの躍進は「偶然ではない」

　サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督が、23日に対戦するアーセナルのミケル・アルテタ監督について語った。21日にイギリスメディア『BBC』がコメントを伝えた。

　サウサンプトンは19日に行われたプレミアリーグ第12節でボーンマスに勝利し、リーグ戦6試合ぶりの勝利を収めた。一方、23日に『セントメリーズ・スタジアム』へと乗り込んでくるアーセナルは、ここまで9勝1敗で首位を快走している。

　今年4月に行われた前回対戦ではサウサンプトンが勝利しており、ハーゼンヒュットル監督はその再現を目指して試合に臨む。当時を振り返った同監督は、「彼らは本当に絶好調だった。彼らには多くのチャンスがあった。我々はかなり深い位置で守備をしたが、今週末はそのようなプランにはならないと思う。彼らは良くなっているし、深いディフェンスに対する攻撃にも慣れている」とコメント。守備一辺倒の戦術では容易に攻略されるとの予想を示した。

　また、ハーゼンヒュットル監督は、「彼らはチームとしてとても成長した。個のクオリティに加え、3年目のミケル（・アルテタ）がチームの扱い方を学んだこともあると思う。彼は過去に勇敢な決断を下し、今、その報いを受けている。彼らがより安定し、高みを目指しているのは偶然ではない」とコメント。今季のアーセナルの躍進は、アルテタ監督によるチームマネジメントの賜物だとした。

　さらに、「（ボーンマス戦の勝利が）私の仕事を簡単にしたわけではない。私の仕事は決して簡単になることはない。私が集中しているのは、選手とその反応だけだ。クビになるとか、将来とか、そういうことはまったく考えていない」とも語ったハーゼンヒュットル監督。“セインツ”は果たして好調の“ガナーズ”を下して上昇気流に乗ることができるのだろうか。