トッテナム、大逆転で公式戦4試合ぶり白星…コンテ監督「この勝利は非常に重要」

　トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督が、29日に行われたプレミアリーグ第14節ボーンマス戦を振り返った。同日にイギリスメディア『フットボール・ロンドン』がコメントを伝えた。

　過密日程が続くなか、コンテ監督は26日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）のスポルティング戦（1－1）からターンオーバーを敢行。スタメンを6人入れ替えて試合に臨んだが、22分と49分にキーファ・ムーアの得点を許し、窮地に追い込まれた。それでも、57分にライアン・セセニョンが反撃の狼煙を上げると、73分にコーナーキックからベン・デイヴィスが試合を振り出しに戻す。そして後半アディショナルタイム2分、CKの流れからロドリゴ・ベンタンクールがゴールネットを揺らし、3－2の大逆転勝利を収めた。

　公式戦4試合ぶりの白星となったコンテ監督は、ボーンマス戦を振り返って次のようにコメント。CLグループステージ突破がかかった11月1日のマルセイユ戦に弾みがつく勝利を喜んだ。

「正直なところ、前半を終えた時点で、私の気持ちはポジティブなものだった。選手たちには、もっと個性を出して、もっと責任を持つということを求めている。後半は2失点目を喫したものの、相手を困らせる意志と意欲を持って、効果的は方法でやっかいなプレーをするようになったと思う。プレミアリーグで2敗している我々にとって、この勝利は非常に重要なものだし、この勝利によってマルセイユ戦への意欲と情熱を得ることができた」

　また、コンテ監督はチームの課題にも言及。特にメンタル面での改善が必要であることを認めた。

「なぜそうなるのか理解しがたい状況も時にはあるが、この選手たちと一緒に道を歩み始めたのだと思う。このメンバーたちは本当に、本当にいいやつらで、本当にいい選手たちなんだが、時々、簡単に自信をなくしてしまう」

「努力しても悔しい思いをすることもあるから、この点については努力し続けなければならない。ハードワークし、相手にダメージを与える解決策を見つけようとすると、時々、チームが浮き沈みしているのを見かける。私たちは安定を見出すよう努力しなければならない」

「選手たちには自分の判断に責任を持つよう求めている。簡単なパスではなく、重要なパスを出すことだったりね。私たちにとって、これはやらなければならない重要なステップだ。私たちの仕事は進行中だが、同時に改善の余地もたくさんある」