テン・ハフ監督、好セーブ連発の守護神デ・ヘアを称賛「素晴らしいGKだ」

　マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督が、同クラブ所属のスペイン代表GKダビド・デ・ヘアに賛辞を送った。30日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

　現地時間30日に行われたプレミアリーグ第14節でマンチェスター・Uはウェストハムと対戦した。序盤から試合の主導権を握ったマンチェスター・Uは38分にマーカス・ラッシュフォードのヘディングシュートで先制に成功。試合終盤にかけてはウェストハムの猛攻にさらされたものの、GKデ・ヘアが好セーブを連発。守護神の活躍でリードを守り切ったマンチェスター・Uが1－0で勝利を収めた。

　データサイト『Sofascore』によると、デ・ヘアはこの試合で4セーブを記録。10点満点の採点でもポルトガル代表DFディオゴ・ダロトに次いでチーム2位タイとなる「7.9点」という高評価を受けている。

　この日の勝利で勝ち点を「23」に伸ばし、チェルシーを抜いてプレミアリーグ暫定5位に浮上したマンチェスター・U。試合を振り返ったテン・ハフ監督は「人それぞれに意見はあるだろうが、私が考えるGKの一番重要な仕事とは、ゴールを守り、チームが失点をしないようにすることだ。その点で彼（デ・ヘア）は素晴らしいよ」と勝利に大きく貢献した守護神を称賛した。

　一部メディアでは、テン・ハフ監督がデ・ヘアのビルドアップ能力に満足しておらず、新たなGKの獲得を検討しているとも報じられている。一年間の延長オプションは付随しているものの、デ・ヘアとクラブとの現行契約は2023年6月末まで。こうしたことからも、同選手の来シーズン以降の去就には注目が集まっている。デ・ヘアの去就について問われたテン・ハフ監督は次のようにコメントし、同選手への信頼を強調した。

「彼は足元の能力も持ち合わせている。これまでの試合で彼はそれを証明してきた。契約については、ワールドカップ後に考えなくてはならない。しかし、何度も強調しているが、私は彼にとても満足している。素晴らしいGKだ。彼はまだ31歳で、コンディションも良く、まだまだ成長できる。これまでマンチェスター・Uで印象的な活躍をしていたし、将来的にもそうしてくれると思っている」