マンUのテン・ハフ監督、退団のC・ロナウドに言及「もう過去のこと」

　マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督が、退団したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに言及した。7日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　C・ロナウドはFIFAワールドカップカタール2022開幕前にイギリス人ジャーナリストであるピアーズ・モーガン氏の独占インタビューで、マンチェスター・Uに対する考えを自身の目線で激白し、クラブを大々的に批判する内容で、大きな騒動に発展。これを受け、同クラブは先月22日にC・ロナウドとの契約を双方合意のもとで解除したことを発表した。

　カタールW杯終了後のシーズン再開に向けてすでに動き出しているチームと一緒に行動しているテン・ハフ監督は7日に行われたカディスとの親善試合を前に、クラブの公式メディア『MUTV』でC・ロナウドについて聞かれると、「彼はいなくなった。それはもう過去のことだよ」とコメント。そして、「私たちは今もう前を向いていて、将来を見据えている」と語るにとどまった。

　なお、カディスとの親善試合は2－4で敗れたマンチェスター・U。次戦の公式戦はカタールW杯決勝が行われた3日後の12月21日で、カラバオ・カップ4回戦のバーンリー（2部）戦となっている。

　テン・ハフ監督は「私たちには計画があった。選手たちには計画を伝えているし、混乱することはない」とW杯に出場していた選手たちのチームへの合流時期などはすでに決まっていることを明かしつつ、シーズン後半戦に向けて意気込みを語った。

「私たちは選手たちにW杯が終わったら、すぐにクラブに戻ってリーグ戦が再開されるという事実を認識させている。その準備をしなければならないが、選手たちはそれに慣れていると思う。私たちの選手たちは勝者で、W杯のために戦っている。誰かには勝ち取ってほしいが、現時点で彼らはいなく、これによって得た成功や敗北に対処する必要がある。もちろん、その後に別の挑戦への準備もしなければならない」