降格圏に沈むエヴァートン、ランパード監督の進退問題浮上か…後任候補にはルーニー氏らの名が

　エヴァートンがフランク・ランパード監督の解任を検討しているようだ。4日、『ガーディアン』や『デイリーメール』など複数のイギリス紙が伝えている。

　今シーズンのプレミアリーグで開幕から不振に陥っているエヴァートン。FIFAワールドカップカタール2022による中断前の15試合を3勝5分7敗で終えると、再開後初戦となった26日の第17節では同じく下位に低迷するウルヴァーハンプトン（ウルブス）に1－2で競り負け。続く第18節ではマンチェスター・Cと引き分けたものの、3日に行われた第19節ではブライトンに1－4で大敗し、2部降格圏となる18位に転落した。

　こうした事態を受け、クラブは昨年1月からトップチームの指揮を執っているランパード監督の進退について議論を行なっているという。報道によると、クラブ側が現時点で同監督の解任に踏み切る可能性はないものの、6日に行われるマンチェスター・UとのFAカップ3回戦の結果次第では、指揮官交代という選択肢を取る可能性も低くはないようだ。

『デイリーメール』はエヴァートンがランパード監督解任に踏み切った場合の後任候補についても指摘。クラブOBで現在はメジャーリーグ・サッカー（MLS）のDCユナイテッドで監督を務めているウェイン・ルーニー氏や、2013年夏から3シーズンに渡ってエヴァートンを指揮し、昨年のカタールW杯を最後にベルギー代表の監督を退いたロベルト・マルティネス氏らの名前を新指揮官の候補として挙げている。

　なお、渦中のランパード監督は、ブライトン戦後のインタビューにて自身の進退について言及。「昨シーズンも今シーズンも残留争いに巻き込まれてしまっている。私は様々な憶測や噂をコントロールすることはできないが、それに集中することもない。自分に自信があっても、未来を予測することはできないんだ」とコメントしている。