岩渕真奈、アーセナルからトッテナムへ“禁断の移籍”！　「関係値は理解しています。その中で…」

　トッテナム・ウィメンは18日、アーセナル・ウィメンからFW岩渕真奈を期限付き移籍で獲得することを発表した。契約は今シーズン終了までとなり、背番号は「20」を着用する。

　現在29歳の岩渕は、2007年から2012年まで日テレ・ベレーザでプレー。その後は欧州へと渡り、ホッフェンハイムやバイエルンに在籍すると、その後INAC神戸レオネッサでのプレーを経てイングランドへ上陸。2021年5月には、アストン・ヴィラを退団してアーセナルに加入した。

　アーセナル加入後は、デビュー戦となった女子チャンピオンズリーグの一戦でいきなり得点を決めるなど注目を集めたものの、イングランド屈指の名門でスタメンを確保できず。約1年半の在籍で、公式戦28試合6ゴールという成績にとどまっていた。そして今冬、出場機会を求めた岩渕は、宿敵であるトッテナムへの“禁断の移籍”を決断した。

　移籍発表後、自身のインスタグラムを更新した岩渕。期限付きとはいえ、永遠のライバルへの移籍を決断した裏に多くの苦悩があったことを明かした。

「アーセナルからトッテナムへ期限付きですが移籍する事になりました。もちろんアーセナルとトッテナムの関係値は自分でも理解はしています。自分自身も正直ものすごく悩み苦しみました。その中でのこの移籍という事で、いろいろ思われる事はあると思いますが、求められたチームで精一杯プレーする事に変わりはないです」

「またサッカー選手としてのキャリアも終盤に差し掛かってる今、自分の夢や目標に向かって最善の決断をさせてもらい、そのせいで裏切ってしまった人もいるかもしれません。特に大好きなアーセナルファンのみなさんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。どんな場所でも自分らしく頑張りたいと思っています。今シーズンはスパーズのために、そしてその先の未来のために、全力で日々努力していきたいと思っています」