アーセナルが待望の前線補強！　ベルギー代表FWトロサール獲得を発表…背番号は「19」に決定

　アーセナルは20日、ブライトンからベルギー代表FWレアンドロ・トロサールを完全移籍で獲得したことを発表した。

　アーセナルは契約期間について「長期」と発表。また、背番号は「19」に決定している。移籍金については明かされていないが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、総額2600万ポンド（約42億円）程度になる見込みとのことだ。

　現在28歳のトロサールは母国のヘンクの下部組織出身。複数回のレンタル移籍を経験しつつ同クラブで頭角を表すと、2019年7月にブライトンに完全移籍で加入した。加入直後から左ウイング（WG）や攻撃的MFを主戦場に攻撃の主軸として活躍。在籍4年目の今シーズンも開幕から好パフォーマンスを披露し、ここまで公式戦17試合の出場で7ゴール3アシストを記録している。

　また、2020年9月にデビューを飾ったベルギー代表ではここまで公式戦24試合に出場し5ゴール3アシストをマーク。EURO2020やUEFAネーションズリーグ（UNL）などの国際舞台も経験している。昨年開催されたFIFAワールドカップカタール2022でも代表メンバーに名を連ね、本大会では全3試合に出場した。

　アーセナルのスポーツ・ディレクターを務めるエドゥ氏はトロサール獲得に際し、次のようなコメントを発表している。

「レアンドロ・トロサールとの契約を完了できたことを嬉しく思う。我々の方向性には明確なプランと戦略がある。彼の加入はチームに良い影響を与えるだろう。レアンドロは高いクオリティーを兼ね備えた選手だ。ミケル（・アルテタ監督）もコーチ陣も彼と共に仕事をすることに興奮しているよ。ようこそ、レアンドロ！」

　また、チームを率いるミケル・アルテタ監督も次のようにコメントしている。

「レアンドロとの契約を完了できたことは、クラブにとって良い成果だ。彼は高い技術と知性を兼ね備え、プレミアリーグや国際舞台で多くの経験を積んできた選手だ。レアンドロはシーズン後半戦に向けて我々のチームを強化してくれるだろう。我々はレアンドロと彼の家族を歓迎する」

　今冬の移籍市場でアタッカーの補強を熱望していたアーセナル。プレミアリーグでの実績豊富なトロサールをスカッドに加え、前線の戦力拡充に成功した形となった。プレミアリーグ首位を快走する”好調”アーセナルでのトロサールの活躍に大きな期待がかかる。