セビージャ、ブライアン・ヒルの1年半ぶり復帰を発表！…セネガル代表MFも獲得

　セビージャは30日、トッテナムからスペイン代表FWブライアン・ヒル、マルセイユからセネガル代表MFパプ・ゲイェを獲得したことを発表した。いずれも今季終了までの期限付き移籍で、買い取りオプションは付いていない。

　今季は序盤から不調が続き、シーズン途中でフレン・ロペテギ監督を解任したセビージャ。一時は降格圏にも沈んだものの、ホルヘ・サンパオリ監督のもと、現在はラ・リーガで13位と徐々に持ち直しつつあるクラブは、今冬の移籍市場でも大きな動きを見せている。構想外となったイスコと契約解除すると、ルーカス・オカンポスをアヤックスから復帰させるなど補強にも奔走。そしてデッドラインデーを目前にし、さらに2人の即戦力を加えることとなった。

　現在21歳のブライアン・ヒルは、セビージャの下部組織育ちのウインガー。エイバルへの期限付き移籍を経て、2021年夏にはトッテナムに鳴り物入りで移籍した。しかし新天地では思うような活躍ができず、バレンシアへのレンタル移籍も経験すると、トッテナムに復帰した今季も出番を得ることができず。期限付き移籍ながら、愛する古巣に約1年半ぶりの復帰をすることとなった。

　また、マルセイユから加わったパプ・ゲイェは、セネガル代表としてFIFAワールドカップカタール2022でも3試合に出場した守備的MF。今季で3シーズン目となるマルセイユでは、これまで公式戦100試合に出場しているものの、直近は主力の座を失いベンチスタートが続いていた。ル・アーヴル（フランス2部）の下部組織で育った24歳にとって、セビージャへの移籍は自身初のスペイン挑戦となる。

　セビージャはリーグ2連勝で迎える次節、アウェイで首位バルセロナと対戦する。