イスコにプレミア上陸の可能性？…今冬補強ゼロのエヴァートンが獲得を検討か

　エヴァートンが元スペイン代表MFイスコの獲得を検討しているようだ。2月1日、『タイムズ』や『デイリー・エクスプレス』など複数のイギリス紙が伝えている。

　現在30歳のイスコは昨年夏に9シーズンに渡って在籍したレアル・マドリードを契約満了で退団。スペイン代表時代に寵愛を受けたフレン・ロペテギ前監督の誘いを受け、8月にセビージャと2年契約を締結した。しかし、10月にロペテギ前監督が解任されると、ホルヘ・サンパオリ現監督と良好な関係を築くことができず、モンチSD（スポーツ・ディレクター）との対立も表面化。12月に双方合意の上での契約解除が発表された。

　去就に大きな注目が集まる中、今冬の移籍市場でウニオン・ベルリンがイスコの獲得に接近。1月31日の市場最終日を前に合意が成立し、加入は秒読みと見られていた。しかし、1月31日のメディカルチェック通過後、イスコとクラブ側との交渉は突如決裂。ウニオン・ベルリン加入は破談となり、イスコは再び無所属で新天地を探すこととなった。

　そんなイスコにプレミアリーグ上陸の可能性が浮上しているようだ。獲得の可能性が報じられたのはエヴァートン。プレミアリーグで2部降格圏内の19位に低迷している同クラブは、今冬の移籍市場で戦力拡充を目指していたものの、獲得候補との交渉はことごとく決裂。補強ゼロのまま移籍市場の閉幕を迎えた。報道によると、プレミアリーグ残留に向けて何としても即戦力が欲しいエヴァートン上層部は、現在イスコの獲得を本格的に検討しているという。

　なお、エヴァートンはガーナ代表FWアンドレ・アイェウの動向も注視していると報じられている。同選手は1月29日付でアル・サッドとの契約を解除し、現在は無所属となっている。イスコと同じく移籍期間外での契約締結が可能なため、今後エヴァートンは獲得に向けて交渉を進めるものと見られている。