3戦連発の三笘薫を英メディアが揃ってMOMに選出「ミトマを観るのは素晴らしい喜び」

　ボーンマス戦で劇的決勝ゴールを決めたMF三笘薫に対し、現地イギリスメディアからも絶賛の言葉が贈られている。

　現在プレミアリーグで6位に位置するブライトンは4日、ホームで18位ボーンマスと対戦。今冬、移籍報道が加熱した影響でチームを一時離脱していたモイセス・カイセドがベンチに戻ってきたものの、MFアレクシス・マック・アリスターを出場停止で欠いたなかでの戦いとなった。

　試合は膠着した展開のままスコアレスで終盤へ。すると迎えた87分、左サイドで味方にボールを預けた三笘がボックス内へ走り込むと、ジェレミー・サルミエントのクロスに頭で合わせて待望の先制ゴールを奪う。そして、公式戦3試合連続となった値千金の一発が決勝点となり、ブライトンが劇的な勝利を収めることとなった。

　冬の移籍市場では中心選手の一人だったFWレアンドロ・トロサールも退団したなか、クラブの新たな核となりつつある三笘。FAカップのリヴァプール戦に続く劇的ゴールで勝利をもたらした三笘を、イギリスメディア『BBC』と『スカイスポーツ』は揃ってこの日のマン・オブ・ザ・マッチに選出した。クラブ内得点ランクでも首位に並んだ25歳について、『スカイスポーツ』のラウラ・ハンター記者はこのような称賛の言葉を贈っている。

「ミトマを観るのは素晴らしい喜びだ。エネルギーの塊であり、とても冷酷。彼は走り回り、ただただどうやっても止められない。ボーンマスは彼が脅威だと知っており、試合中のほとんどは2人のマークで対応し、あと少しで上手くいくところだったのに」

「ふわりとしたクロスに対して守ろうとした際、彼から目を離してしまったのは許されても然るべきだろう。だが残念ながら、彼はヘディングでも相手を罰することができるのだ。たった5フィート8インチ（約177センチメートル）ほどの身長しかないというのに。なんという選手だ！」

　三笘の公式戦4試合連続ゴールも期待される次節、ブライトンは11日に敵地でクリスタル・パレスと対戦する。