2年連続で残留争いに足を突っ込むリーズ…マーシュ監督の解任とWBA監督の招聘を検討か

　2シーズン連続で残留争いを強いられるリーズが、監督交代を検討しているようだ。5日、イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。

　リーズは昨シーズンもチャンピオンシップ降格の危機に瀕し、2022年2月下旬にマルセロ・ビエルサ前監督を解任。後任には、ザルツブルクやライプツィヒなどで指揮を執り、日本代表MF南野拓実を指導した経験もあるジェシー・マーシュ監督が就任。最終節の勝利で17位に浮上し、何とか残留を掴み取っていた。

　迎えた今季は、序盤こそ好成績を残すも徐々に失速。夏と冬2回の移籍市場では、アメリカ代表MFタイラー・アダムスやブレンデン・アーロンソンなど、勝手知ったる選手をチームに加えるも、劇的な成績の改善は見られず、サポーターのフラストレーションを溜まる一方。気付けば降格圏の18位エヴァートンとは、得失点差で上回るのみとなる17位に転落している。

　そのような状況下で、リーズはマーシュ監督の解任を検討。すでに後任の候補もリストアップされており、現在ウェストブロム（WBA）を率いるカルロス・コルベラン監督の招聘を考えていると伝えられている。

　コルベラン監督は現在39歳のスペイン人指揮官。かつてはリーズのU－21チームの監督も務めており、2021－22シーズンにはハダースフィールドをチャンピオンシップ3位に押し上げ、プレミアリーグ昇格まであと1歩のところまで導いた。今季はオリンピアコスを1か月半指揮した後、WBAの監督に就任し、昇格プレーオフ出場圏内の6位に押し上げている。エヴァートンも今冬に招聘を検討していたが、トップリーグでの経験の浅さもあり、最終的には見送られていた。

　昨季に引き続き、またも苦しいシーズンとなっているリーズ。監督交代で、状況好転をさせに動くことはあるのか。