ニューカッスル、今季終了後にマディソン獲得に再挑戦か…昨年夏も2度に渡りオファー

　ニューカッスルが今年夏の移籍市場で、レスター所属のイングランド代表MFジェームズ・マディソンの獲得に乗り出す可能性があるようだ。7日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

　以前からマディソンに対し強い関心を寄せているニューカッスル。昨年夏の移籍市場では実際に獲得に乗り出し、2度に渡ってレスターにオファーを提示した。しかし、4000万ポンド（約63億円）の1度目のオファー、4500万ポンド（約71億円）の2度目のオファーともにレスター側の評価額6000万ポンド（約95億円）には及ばず、移籍は実現しなかった。

　しかし、ニューカッスルのマディソンに対する関心は依然として強いようだ。報道によると、今冬の移籍市場で元イングランド代表MFジョンジョ・シェルヴェイが退団した影響もあり、チームを率いるエディ・ハウ監督は夏の移籍市場での中盤の拡充を望んでいるという。とりわけ攻撃面で違いをもたらせる司令塔の獲得を希望しており、マディソンの動向を引き続き注視しているようだ。

　マディソンとレスターとの現行契約は2024年6月末まで。レスター側は契約延長を希望しているものの、選手側との交渉は一向に進展していない模様だ。『デイリーメール』は、財政的な問題を抱えているレスターが、移籍金の獲得が見込める今年夏のタイミングでマディソンの売却に応じる可能性も低くはないと指摘。今シーズンのチームの不調の影響もあり、マディソンが来シーズン以降もレスターでのプレーを選択する可能性はますます低くなっているとも伝えている。

　現在26歳のマディソンは2018年夏からレスターでプレー。ここまで公式戦188試合の出場で53ゴール36アシストを記録するなど、チームの主軸として活躍している。今シーズンもここまで公式戦17試合の出場で8ゴール3アシストをマーク。今ひとつチームの調子が上向かない中でもしっかりと結果を残している。

　なお、同選手をめぐってはマンチェスター・Cが夏の移籍市場で獲得に乗り出す可能性があるとも報じられている。