わずか1年でチェルシー退団噂も…スターリング代理人が否定「不満はない」

　チェルシーに所属するイングランド代表FWラヒーム・スターリングの代理人が、同選手の退団の噂を否定した。3月1日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　現在28歳のスターリングは2012年3月にリヴァプールでプロデビューを飾った。2015年夏、当時のイングランド人史上最高額となる移籍金4900万ポンド（当時レートで約94億円）でマンチェスター・Cへと完全移籍。同クラブでは公式戦通算339試合の出場で131ゴール95アシストを記録し、4度のプレミアリーグ優勝や5度のリーグカップ優勝などに貢献した。

　そして、昨夏に最大5000万ポンド（約82億円）の移籍金でチェルシーに加入し、2027年6月30日までとなる5年契約を締結した。しかし、チームの不調や負傷の影響で、ここまで公式戦25試合の出場で6ゴール3アシストを記録するにとどまっており、期待された活躍を見せることはできていない。

　そんななか、マンチェスター・C時代にコーチと選手という関係だったアーセナルのミケル・アルテタ監督がスターリングの獲得を望んでいることから、同選手に今夏のアーセナル移籍の可能性が浮上していることが先日から報じられている。

　わずか1年でのチェルシー退団が噂されているスターリングだが、同選手の代理人を務めるケリー・ホガース氏が自身の公式ツイッターを更新し、「嘘だ」と来シーズン以降もチェルシーでプレーを続ける意向であることを強調した。

「スターリングはチェルシーへの不満を表明していない。新しい所有者の下での長期的な未来のことだけに集中している。次にやってくる移籍市場で彼の立ち位置を見直すことはない。彼は過去のシーズンの成功に基づいて作り上げていくことを非常に楽しみにしている」