FOLLOW US

トッテナムDFの交代でサポーターから歓声…主将ロリスが苦言「こんな光景は見たことがない」

2023.04.16

途中出場・途中交代となったダビンソン・サンチェス [写真]=Getty Images

 プレミアリーグ第31節が15日に行われ、5位トッテナムはホームでボーンマスに痛恨の逆転負けを喫した。主将を務める元フランス代表GKウーゴ・ロリスの試合後コメントを、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。

 トッテナムは14分に韓国代表FWソン・フンミンのゴールで先制。35分に元フランス代表DFクレマン・ラングレが負傷するアクシデントが発生し、クリスティアン・ステッリーニ暫定監督はコロンビア代表DFダビンソン・サンチェスを投入した。すると38分、スペイン代表DFペドロ・ポロの自陣でのボールロストから失点。51分にはD・サンチェスの緩慢な守備対応から逆転された。

 57分、トッテナムはオランダ代表FWアルノー・ダンジュマを投入。スタジアムDJが交代選手としてD・サンチェスの名前を読み上げると、『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』からは歓声とブーイングが沸き起こり、同選手は険しい表情を浮かべてベンチに戻っていった。

 ダンジュマが88分に試合を振り出しに戻したものの、後半アディショナルタイム5分に再び勝ち越されて2-3で敗戦。チャンピオンズリーグ出場権を目指すなか、リーグ戦5試合ぶりの黒星となった。

 ロリスは試合後、『beIN Sports』に対し、サポーターのD・サンチェスに対する扱いに言及。「それはもっと前から始まっていた。彼がピッチに入ってきたときからだ。僕のキャリアでこんな光景は見たことがない。ダビンソンには本当に申し訳ないと思っている。彼はチームメイトであり、友人であり、もう何年も、何年もこのクラブのために戦ってきた。ただただ悲しい。クラブにとっても、ファンにとっても、選手にとっても悲しい話だ。サッカーの世界で見たいものではない」と苦言を呈した。

 また、ステッリーニ暫定監督も「彼にとっても、チーム全員にとっても大変な瞬間だ。彼をサポートする必要がある」とD・サンチェスを擁護。同選手の途中出場・途中交代は戦術的な判断でしかないことを強調した。

「私は自分の下した決断に責任を持つ。前半は1-0で勝っていたので、前線の人数を増やすには早すぎると思っていた。1-2になってからはダビンソンを下げるべきだと思った。戦術的判断に過ぎない」

 トッテナムの次節は23日に行われ、CL出場権争いのライバルである3位ニューカッスルと敵地で対戦する。

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

SOCCERKING VIDEO