途中出場・途中交代となったダビンソン・サンチェス [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第31節が15日に行われ、5位トッテナムはホームでボーンマスに痛恨の逆転負けを喫した。主将を務める元フランス代表GKウーゴ・ロリスの試合後コメントを、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。
トッテナムは14分に韓国代表FWソン・フンミンのゴールで先制。35分に元フランス代表DFクレマン・ラングレが負傷するアクシデントが発生し、クリスティアン・ステッリーニ暫定監督はコロンビア代表DFダビンソン・サンチェスを投入した。すると38分、スペイン代表DFペドロ・ポロの自陣でのボールロストから失点。51分にはD・サンチェスの緩慢な守備対応から逆転された。
57分、トッテナムはオランダ代表FWアルノー・ダンジュマを投入。スタジアムDJが交代選手としてD・サンチェスの名前を読み上げると、『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』からは歓声とブーイングが沸き起こり、同選手は険しい表情を浮かべてベンチに戻っていった。
ダンジュマが88分に試合を振り出しに戻したものの、後半アディショナルタイム5分に再び勝ち越されて2-3で敗戦。チャンピオンズリーグ出場権を目指すなか、リーグ戦5試合ぶりの黒星となった。
ロリスは試合後、『beIN Sports』に対し、サポーターのD・サンチェスに対する扱いに言及。「それはもっと前から始まっていた。彼がピッチに入ってきたときからだ。僕のキャリアでこんな光景は見たことがない。ダビンソンには本当に申し訳ないと思っている。彼はチームメイトであり、友人であり、もう何年も、何年もこのクラブのために戦ってきた。ただただ悲しい。クラブにとっても、ファンにとっても、選手にとっても悲しい話だ。サッカーの世界で見たいものではない」と苦言を呈した。
また、ステッリーニ暫定監督も「彼にとっても、チーム全員にとっても大変な瞬間だ。彼をサポートする必要がある」とD・サンチェスを擁護。同選手の途中出場・途中交代は戦術的な判断でしかないことを強調した。
「私は自分の下した決断に責任を持つ。前半は1-0で勝っていたので、前線の人数を増やすには早すぎると思っていた。1-2になってからはダビンソンを下げるべきだと思った。戦術的判断に過ぎない」
トッテナムの次節は23日に行われ、CL出場権争いのライバルである3位ニューカッスルと敵地で対戦する。
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By サッカーキング編集部
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