カンテがサウジアラビア上陸へ?[写真]=Getty Images
チェルシー所属のフランス代表MFエンゴロ・カンテに、サウジアラビア行きの可能性が浮上しているようだ。6日、『ガーディアン』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。
現在32歳のカンテは、レスターで“奇跡の優勝”に大きく貢献し、2016年夏に鳴物入りでチェルシーに加入した。すぐさまボランチの定位置を掴むと、ここまで6シーズンで公式戦通算269試合に出場し13ゴール16アシストをマーク。合計6つのタイトル獲得に貢献し、加入初年度の2016-17シーズンにはプレミアリーグの年間MVPにも選出された。
今シーズンは度重なる負傷の影響で、公式戦9試合の出場に留まったカンテだが、チェルシーとの現行契約は6月末で満了に。クラブ側はかねてから契約延長を打診しているものの、交渉は思うように進展せず。3月には新契約の締結に近づいたとも報じられたが、現時点で正式発表には至っておらず、去就には大きな注目が集まっている。
そんなカンテが、サウジアラビアに新天地を求める可能性が浮上しているようだ。今回の報道によると、今シーズンのサウジ・プロフェッショナルリーグ覇者のアル・イテハドと、同リーグ2位でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが在籍しているアル・ナスルが、カンテに関心を寄せているとのこと。とりわけ前者は獲得に向けた動きを強めており、ロンドンで選手側との会談に臨んだとも伝えられている。
アル・イテハドは交渉成立に向けて、カンテに破格の条件を提示した模様。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、同クラブは2025年夏までの2年契約の締結を望んでおり、提示された年俸額は1億ユーロ(約149億円)にまで上るようだ。現在は契約の詳細部分についての話し合いが進行中で、合意が間近に迫っているという。また一人、世界的ビッグネームがサウジ・プロフェッショナルリーグに参戦することになるかもしれない。
アル・イテハドは現地時間の6日に、レアル・マドリードを契約満了で退団した元フランス代表FWカリム・ベンゼマの加入を発表したばかり。果たして中東の地での“共闘”は実現するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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