今週中にギュンドアンが決断へ…2年契約提示のマンC残留か、シャビ監督が待つバルサ移籍か

　マンチェスター・Cに所属するドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが、今週中に自身の去就について決断を下すようだ。19日、スペイン紙『アス』が報じている。

　1990年10月24日生まれのギュンドアンは現在32歳。ニュルンベルクやドルトムントなどで活躍した同選手は、2016年夏にマンチェスター・Cに加入した。これまでに公式戦通算304試合に出場し60得点40アシストを記録。今季の“トレブル”を筆頭に、計14タイトルの獲得に貢献している。

　そんなギュンドアンは、今週中に自身の去就について決断を下すようだ。かねてより、マンチェスター・Cとの現行契約が今夏に満了を迎えることから、移籍市場での動向が注目されている。『アス』によると、現時点ではマンチェスター・Cからの延長オファーと、バルセロナ、アーセナル、中東クラブからの獲得オファーがテーブルに置かれているとのこと。無論、金銭面だけなら、アラビアンマネーに帰趨することになるだろうが、同選手はその他の価値観を優先していると報じている。

　前々から、ギュンドアン獲得に本腰を入れていることが取り沙汰されていたバルセロナは、この点で争奪戦に臨む必要があるという。『アス』は、シャビ監督が毎週に渡って同選手と接触し、チームでの役割や重要性を説いていると指摘。バルセロナ側は3年契約を用意しており、この契約年数は4クラブの中で最長とのことだ。一方で、年俸は500万ユーロ（約7億8000万円）程度のようで、他のオファーよりも低く、さらにサラリーキャップ制度の問題がのしかかってくるなど、懸念点を挙げた。

　また、マンチェスター・C側はギュンドアンの残留を希求しており、当初の1年間の延長オファーを2年間にアップグレードして打診してきたことも伝えられている。果たして、同選手が導き出す答えは、どのようなものになるのだろうか。