アル・ナスル移籍が目前と伝えられるツィエク [写真]=Getty Images
チェルシーに所属するモロッコ代表FWハキム・ツィエクのアル・ナスル移籍が破談するかもしれない。30日、フランスメディア『フット・メルカート』のサンティ・アウナ記者が伝えている。
現在30歳のツィエクは、出生地であるオランダのヘーレンフェーンでプロキャリアを歩み始めると、トゥエンテとアヤックスでのプレーを経て、2020年にチェルシーへ加入。昨年末のFIFAワールドカップカタール2022ではモロッコ代表のベスト4進出に大きく貢献したものの、2022-23はリーグ戦18試合の出場に留まるなど、クラブで満足な出場機会を得られない状況が続いた。
そうしたなかツィエクには、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルが獲得に向けてオファーを提示しており、一部メディアなどでは移籍は時間の問題とも報じられている。
しかし、今回の報道によると、取引が破断になる可能性があるという。ツィエクはアル・ナスル移籍に向けてメディカルチェックを受けたものの、ひざに問題があることが発覚した模様で、同クラブは獲得に疑問を抱いていることが明らかになった。
今冬の移籍市場ではチェルシー側の書類ミスにより期限内での選手登録が完了せず、パリ・サンジェルマン(PSG)移籍が破談に終わったツィエクだが、当時もPSGでのメディカルチェックで問題が発生し、パリで追加検査を受けていたことが報じられていた。
PSG移籍が破談に終わった直後は、大きく落胆していたことが伝えられていたツィエク。今回も急転直下で悲しい結末を迎える可能性が浮上しているようだ。
By サッカーキング編集部
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