チェルシー、ビジャレアルからFWジャクソン獲得！　8年契約…移籍金は約58億円か

　チェルシーは6月30日、ビジャレアルからセネガル代表FWニコラス・ジャクソンを完全移籍で獲得したことを発表した。

　発表によると、契約期間は2031年6月30日までとなる8年契約。また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーは3500万ユーロ（約55億円）に設定されていた契約解除条項よりも200万ユーロ（約3億円）程度上回る移籍金を総額では支払うものの、分割払いが可能となる条件でビジャレアルと合意したようだ。

　現在22歳のジャクソンは母国クラブのカサ・スポーツから2019年7月にビジャレアルの下部組織に加入。2020－21シーズンにはミランデスへの期限付き移籍も経験し、復帰後の2021年10月にトップチームデビューを果たした。2022－23シーズンは公式戦38試合の出場で13ゴール5アシストを記録。2022年11月にはセネガル代表デビューも飾った。

　今年1月には移籍金2250万ポンド（約41億円）でボーンマス移籍に合意していたものの、ハムストリングの問題からメディカルチェックで破談となっていたジャクソン。今夏の移籍市場でも複数のクラブから関心が寄せられていることが明らかになっていたが、チェルシーに加入することが決定した。

　ジャクソン獲得が決定したことを受け、チェルシーの共同スポーツ・ディレクターを務めるローレンス・スチュワート氏とポール・ウィンスタンリー氏は、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「ニコラスをチェルシーに迎えることができたことを嬉しく思います。昨シーズン、ビジャレアルで見せたように、彼は大きな可能性を秘めた若い選手です。我々は、彼がキャリアの次のステップに進む準備ができていると信じており、マウリシオ・ポチェッティーノ新監督やチェルシーのチームメイトと一緒に働くことを楽しみにしています」

　なお、今夏の移籍市場ではスカッドの縮小が必要となり、多くの選手売却を行なっているチェルシーだが、ライプツィヒからフランス代表FWクリストファー・エンクンクを獲得したのに続き、トップチームではジャクソンが今夏2人目の加入となった。