アーセナル、ライス＆ティンバー獲得交渉は最終合意間近か…2選手との契約延長も発表へ？

　アーセナルが、4つの契約交渉について今週中の完了を目指しているようだ。2日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。

　2022－23シーズンのプレミアリーグを2位で終え、久々にチャンピオンズリーグ（CL）出場権を獲得したアーセナル。新シーズンでのさらなる躍進を期す同クラブは、主力を担う若手選手たちとの契約延長交渉をかねてから次々と進行。また、今夏の移籍市場では戦力拡充に向けた積極的な動きを見せており、既にチェルシーからドイツ代表FWカイ・ハフェルツを6500万ポンド（約120億円）で獲得している。

　今回の報道によると、今週中にさらに2選手の獲得が正式発表される可能性が高まっているという。1人目はアーセナルが今夏の移籍市場における“トップターゲット”に据えているウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライス。既に総額1億500万ポンド（約192億円）の移籍金でクラブ間合意に達したことが報じられている同選手だが、現在は分割払いの期限をめぐる交渉が継続中とのこと。未だ最終合意には達していないものの、交渉は順調に進んでおり、近日中に取引が完了するとの見方が強まっているという。

　2人目はアヤックス所属のオランダ代表DFユリエン・ティンバー。6月に入りアーセナルからの関心が報じられた同選手だが、その後の交渉は急速に進行。アヤックス側とは総額4600万ユーロ（約72億円）の移籍金でクラブ間合意に達したと報じられている。こちらについても、近日中に交渉が最終合意に到達し、メディカルチェックが行われる可能性が高いようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は3日、ライスとティンバーの獲得交渉について「間も無く最終的なゴーサインが出ることが予想される」と指摘している。

　また、新戦力の獲得に加え、既存戦力2名との新契約締結も今週中に発表される可能性があるようだ。今回の報道で名前が挙がったのは、フランス代表DFウィリアン・サリバとイングランド人FWリース・ネルソン。両選手とも新たに2027年6月30日までの契約を締結する見込みで、アーセナルは今週中の正式発表を目指しているという。