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中盤強化を進めるリヴァプール、ラヴィア獲得競争に参戦か…移籍金は約92億円超に?

2023.07.04

複数のクラブが関心を寄せる19歳のラヴィア [写真]=Getty Images

 リヴァプールが、サウサンプトン所属のベルギー代表MFロメオ・ラヴィアに関心を寄せているようだ。3日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 2022-23シーズンは主力選手の度重なる負傷離脱の影響もあり、序盤から極度の不振に陥ったリヴァプール。最終盤は驚異的な追い上げを見せたものの、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内には一歩届かず、5位でシーズンを終えた。CL出場圏奪還と4年ぶりのリーグ制覇を目指す新シーズンに向けて、クラブは戦力拡充を進めており、ここまでアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターとハンガリー代表MFドミニク・ソボスライを獲得している。

 中盤に即戦力を2人獲得したリヴァプールだが、現在さらなる補強を検討しているという。今回の報道で関心が明らかになったのは、守備的MFを主戦場とする19歳のラヴィア。マンチェスター・Cの下部組織で育った同選手は、昨年夏にサウサンプトンへ加入するとすぐさま主力に定着。チームは2部降格の憂き目に遭ったものの、ラヴィア本人は公式戦通算34試合に出場するなど大きな存在感を放った。

 ラヴィアを巡ってはアーセナルからの関心が明らかになっているが、リヴァプールも今夏の獲得を希望しており、最初のオファー提示に向けて準備を進めているとのこと。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、リヴァプールは現地時間3日月曜日から、同選手の獲得競争に本格参戦したようだ。なお、サウサンプトンは移籍金として少なくとも5000万ポンド(約92億円)を要求すると見られている。
  
 アーセナルも引き続きラヴィアの動向を注視しているものの、実際に獲得に乗り出すかどうかは、サウジアラビアやセリエAへの移籍が噂されているガーナ代表MFトーマス・パルティの去就次第とロマーノ氏は指摘している。また、『デイリーメール』によると、マウリシオ・ポチェッティーノ新監督が就任したチェルシーも、19歳のベルギー代表MFの獲得を検討しているようだ。ビッグクラブの注目の的となっているラヴィアだが、果たして今夏にどのような決断を下すのだろうか。

By サッカーキング編集部

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