マンU、今夏最初の補強はマウントに決定！　6歳で加入したチェルシーに別れ「すべてを捧げる」

　マンチェスター・Uは5日、チェルシーからイングランド代表MFメイソン・マウントが完全移籍で加入することを発表した。

　発表によると、契約期間は2028年6月30日までとなる5年契約を締結し、1年の延長オプションも付随。移籍金は明らかになっていないが、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、移籍金5500万ポンド（約101億円）に、出場試合数や成績などが関連する500万ポンド（約9億円）の追加オプションが付随した総額6000万ポンド（約110億円）になるという。

　また、イギリス紙『テレグラフ』では、マウントが週給25万ポンド（約4590万円）を受け取る見込みと報道。ボーナスも含めると最大30万ポンド（約5510万円）まで上昇する契約を締結したようだ。

　移籍が決定したマウントはマンチェスター・Uのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「育ったクラブを離れるという決断は決して簡単なものではないが、マンチェスター・Uは僕のキャリアの次の段階において新たにワクワクするようなチャレンジを与えてくれるだろう。これまでに何度も対戦経験があるから、僕が加入するクラブがどれほど強力なチームなのかはよくわかっているつもりだ。重要なタイトルを勝ち獲るため、このクラブの一員となるのが待ちきれないよ」

「エリック・テン・ハフ監督の下でこのクラブは大きな前進を遂げた。それは誰もが認めるところだろう。監督と会い、彼のプランについて話し合った結果、これからのシーズンに向けてかつてないほどの高揚感を得られた。ここで期待されるようなハードワークに取り組む準備はできている」

「僕は野心に満ちた人間だ。大きなトロフィーを獲得することがどれほど素晴らしいことか、そしてそのために何が必要なのかもわかっている。マンチェスター・Uで再びトロフィーを掲げるために、すべてを捧げるつもりだ」

　現在24歳のマウントはチェルシーのアカデミー出身。6歳でU－9チームに加入すると、フィテッセやダービー・カウンティへのレンタル移籍を経て、2019年8月にトップチームデビューを果たした。以降中心選手として活躍し、2022－23シーズンまでで公式戦通算195試合出場で33ゴール37アシストを記録した。

　現行契約が2024年6月30日までとなっていたことから、チェルシーとしては契約延長のオファーを複数回提示したものの、年俸や契約年数などでマウントと合意に達することができず、同選手は今夏の移籍を希望。マンチェスター・Uとチェルシーのクラブ間交渉は難航したが、最終的には対面での交渉を経て4回目のオファーで両クラブは合意に達したことが報じられている。